2016年10月24日月曜日

家造り失敗談、換気扇の位置が高過ぎた!

住宅には壁付けの設備という物があり、手が届くように設計するのが最適解です。

それも、若い時と、年を取った時と、生涯に渡って届くように設計しておくべきです。

ところが我が家には1箇所、「やっちまった」高過ぎる換気扇があります。
写真:高過ぎた自然給気用換気扇

高過ぎて妻の手が届かないという大失敗。
あと10cm~15cm下げれば良かった。。。

実はこの換気扇、差圧感知型、という積水ハウスの標準仕様にない施主指定の換気扇です。

別の記事、

 シックハウス症候群は現実にある脅威だ(エアキスのススメ)

で褒めまくったエアキス仕様の標準換気扇はコチラ。
写真:高過ぎないエアキス換気扇

ちょっと判りにくいかもしれませんが、前者の換気扇の方が天井高に近いのが判るでしょうか。

標準仕様のエアキス換気扇の場合は、機種と取り付け高さ位置が決まっていて、
平均的な体格の男女に丁度いい170cm高さに強制閉の操作レバーがあります。

標準仕様と言う事は、高さ位置は開発部で統計的に決めた値なのでしょう。
実に丁度いい高さにしてあります。
★140cm台のミニ奥様の場合は、カスタマイズが必要になるでしょう。

換気扇の位置くらいやり直せば良さそうなものですが、
我が家は鉄骨+ダインコンクリート外壁なので、やり直しが難しい構造です。

ダインコンクリート外壁は
 ・単価が高い
 ・室内側から金具固定している(内装を剥がさないと外せない)
という意匠性の代償があります。

ダインコンクリート外壁じゃなく、エコルデック外壁なら外側から外せたからやり直しが出来たかなもな~失敗したかな~、と思ったりもしましたが、いやいや、家に帰る度に「綺麗な家が建ったなー」と自己満足してるんだから、ダインコンクリート外壁を選んだのは間違ってないよ、と自問自答。

まぁよくよく考えたら、一般的なサイディングを使うビルダーの住宅であっても、一度開けた孔をやり直すのは、それなりに費用が掛かることでしょう。孔を安くやり直せる家って無いのかもしれません。

デザイン性・意匠性という部分を求めると、何かしら犠牲は伴うものです。
あぁ、年を取ったら換気扇のレバーの操作が出来なくて寒い思いをするんだろうか。。。

・・・な~んてクダラナイ事を愚痴愚痴考えていましたが、さぁ解決策を考えましょう。
においても工夫で解決しました。

人間には知恵があります。生活は工夫です。本件も工夫で解決です。
写真:高過ぎるレバーを紐で延長

レバーからぶら下がっているのは、suicaのペンギン缶バッジです。
別の記事、
においても使ったPE釣り糸で、漁師結びにしてぶら下げました。

この糸なら少々引っ張っても大丈夫。本当に便利な糸です。

愚痴愚痴してたわりに解決策は簡単でした。
これにて一件落着です。


2016年10月21日金曜日

積水ハウスで良かった事、ベルバーンの門塀(門柱)

積水ハウスで良かった事、ベルバーンの門塀(門柱)を紹介します。

我が家の門塀(門柱)はベルバーンを使いました。

ベルバーンは、積水ハウスの木造(シャーウッド)で使われる陶板外壁材です。
通常、シャーウッドの外壁にのみ使われますが、
外構工事を「積和建設」に依頼すれば、ベルバーンを外構資材として調達できます。

※積水ハウスで建てる場合、外構工事は基本的に積和建設が請け負う筈ですが、
  施主が希望すれば別の外構業者を指定する事も出来ます。

写真は我が家のベルバーンの門塀(門柱)です。
写真:ベルバーン門塀とタイタンビカス

門塀(門柱)の前に咲いたのは自分で植えたタイタンビカス(バルカン種)。
(植栽は工事で植えてもらった物以外に、自分でも色々植えて楽しんでいます。)

自画自賛ですが、艶のあるベルバーンに真っ赤な大輪の華が咲く姿がとても気に入っています。
他にも季節変わりの花木を植えて、門塀(門柱)の装飾を楽しんでいます。

ベルバーンの色はブラウン、外壁の黒いダインコンクリートに合わせたダーク系カラーでの統一です。
当初はホワイトベルバーンもいいかな、と思ったのですが、妻が絶対黒系がイイ、と言ったので従いました。玄関ステップの煉瓦にチョコレート色を選んでくれたのも妻です。私のセンスが足りない部分をカバーしてくれて本当に感謝。模様柄もなんとなく揃って、統一感が出たと思います。

さて、ベルバーンの話をもう少し。
ベルバーンという陶板は、
 ・艶のある表面
 ・汚れにくい
 ・傷つきにくい
という性質があるのですが『この門塀(門柱)は汚れにくそうだ』という理由で、担当営業マン以外の積水ハウスの営業マンの方々にもウケまして、色々とお褒めに預かりました。

話によると、門塀(門柱)というのは長く暮らしていると結構汚れるもので、
雨だれの黒染みが取れない事で、よく相談を受けるのだそうです。


ベルバーンは一般流通していない特殊建材なので、この門塀(門柱)は「積水ハウス+積和建設」のオリジナル仕様となります。

我が家は5月から暮らし始めて半年が経ちましたが、門塀(門柱)は今のところ汚れ知らずのツヤツヤを継続中。

磨くなどのメンテナンスは一度もしていません。
ベルバーンが世に出たのが2001年なので、実績的に少なくとも15年間は汚れ知らずが保証されているようなものだと思います。

このままノーメンテ継続が20年30年と続いて欲しいものです。

ちなみにお値段は若干高め。ベルバーンの材料費だけで普通の門塀(門柱)が1つ作れるくらいでした。

お値段は張りましたが、ベルバーンの門塀(門柱)のお陰で綺麗な玄関が実現出来たという思いがあります。

ベルバーンの門塀(門柱)を作れた事は、我が家が積水ハウスで良かった事の1番だと思っています。



2016年10月18日火曜日

積水ハウスで良かった事、床下点検口の蓋

積水ハウスで良かった事、床下点検口の蓋について書きます。

すごく地味な事ですが、積水ハウスは床下点検口の蓋の作りが大変良い事を紹介します。

まず、積水ハウス、ヘーベルハウス、ダイワハウス、パナホーム、の床下点検口の写真を見てください。

写真:積水ハウス(我が家)の床下点検口の蓋

写真:ヘーベルハウスの床下点検口の蓋

写真:ダイワハウスの床下点検口の蓋

写真:パナホームの床下点検口の蓋

まず最初に気づく特徴は、補強鋼板が付いている本数です。

2本:積水ハウス、パナホーム
1本:ヘーベルハウス
0本:ダイワハウス

補強鋼板が付いていると、上に乗った時ギシギシ鳴りません。
ダイワハウスの蓋はギシギシ音がすごくしました。

もう一つ重要なポイントは気密性です。次の写真は縁部分のクローズアップです。

並び順は、
積水ハウス、ヘーベルハウス
ダイワハウス、パナホーム
です。

写真:各社の床下点検口の蓋比較

積水ハウスの床下点検口の蓋の裏には、スポンジゴムが枠に沿って埋め込まれています。
これがあるお陰で、床下の空気がほとんど室内に入ってきません。

この事は、建てた後に写真ライブラリを見返して気がつきました。

積水ハウスは床下を通気空間にしている事もあり、こういう気配りをしてくれているんですね。

床下を通気空間にするか、気密空間にするか、各社仕様の違いがありますが、
私はある理由から通気空間であるべきだと思います。
それは別の記事でまとめたいと思います。



住宅メーカーの思い出、セキスイハイム

セキスイハイムは少し検討しましたが、あまり優先順位は上がりませんでした。

 プラス評価(鉄骨)
  ・建物の頑丈さ
  ・耐久性
  ・メンテナンスコストの低さ

 マイナス評価
  ・妻が「内装が気に入らない」と言った(分譲地のモデルハウス)
  ・ひと目でハイムと判る外観(鉄骨)

という感じです。

仕様は結構イイと思ったんです。
 ・ZAM(Zinc Aluminium Magnesium)メッキ
 ・ステンレス陸屋根
 ・耐震性(鉄骨ハイムはガイアス(GAIASS)という耐力壁仕様)
 ・高耐候タイル外壁
 ・全館空調(快適エアリー)

モデルハウスのお値段の印象は、他社に比べて安めの設定だと感じました。

何故選ばなかったのかと言われると、私が感じたマイナス印象の影響が大きかっただろうと思います。(※印象の問題であって、住居としての実際は問題ないのかもしれません)

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マイナス印象1.
 ・基礎ボルトの生えている量が少なく見えた。細くも見えた。

 実際は心配する程でもないのかもしれません。例えば積水ハウスは垂直方向のボルトはM14なのですが、M16のハイムの方が2mm太いボルトを使っています。これは断面積が14%大きくなりますから、積水ハウスより1割程度本数が少なくても不思議ではありません。かと言って本数を数えた事は無いのですが。

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マイナス印象2.
 ・床下が混雑していた。

 全館空調(快適エアリー)の配管が全て床下を這っています。私の個人的な好みなのですが、床下はスッキリしていた方が、後々のメンテナンスに好都合だと思っています。その為、マイナス印象となりました。

何かあったとしても、床に潜るのは業者さんなので、どうでもイイ事なのかもしれませんが、狭い、苦しい、やりにく環境の床下では、メンテナンスの仕事の質が心配になっただけです。

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マイナス印象3.
 ・点検口直下のヘアクラック


ヘアクラックなんて何の問題も無いんですよ、本当に。でもモデルハウスですから、見せる前提で建ててるんだから、化粧ぐらいしておきなさいよと、そう思ったわけです。

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マイナス印象4.
 ・ステンレス陸屋根の性能
  耐久性はピカイチと思いましたが、雨音が心配だった。
  鋼板の寸法制約上、1枚板では実現できないので、つなぎ目が必ず出来ますが、
  そのつなぎ目部分も心配がありました。

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マイナス印象5.
 ・妻の友人が鉄骨ハイムで、栃木県で東日本大震災を罹災。
  内装の壁にヒビが入った写真を送ってきた。
  内装がヤラれたのは、別にハイムに限った事ではないでしょうが、
  たまたま友人で、そういう方が居たという事は、どうしてもマイナス印象になりました。

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マイナス印象6.
 ・検討していた分譲地(229区画の大規模)で、明らかに同じ見た目の家が建っていた。
  (鉄骨ハイム、おそらくスマートパワーステーション、4件くらいあった印象)
(写真:別の建物なのに見た目が全く同じセキスイハイムの例)

スマートパワーステーションの飛び出たルーフは、太陽光パネルを沢山搭載するのに非常に優れた機能があるのですが、別記事「我が家はZEHを採用しなかった」に書いたように、我が家の思想的には魅力がありませんでした。

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どれもコレも印象の問題です。セキスイハイムの建物が頑丈でメンテナンスコストが安いのは間違いないと思いますから、選択肢に残しても良さそうに思いますが、何故か我が家はセキスイハイムを選択肢に残しませんでした。

今思うと、印象6.の影響が大きかったかなぁ、と思います。
見ただけで、セキスイハイムだ、と判ったら何か不都合があるのか、というとうまく説明できないのですが、多分恐らくは、私は同じ見た目の家が嫌だったのでしょう。

デザインを気にするなら、鉄骨ハイムでも屋根を付けることは出来るし、木造(2×6)ユニットという選択肢もあった筈ですが、デザインに拘れば、当然値段は跳ね上がるわけです。

予算を考えると贅沢言ってられなかったんですが、人間の感覚って不思議です。


2016年10月7日金曜日

初めての家庭菜園、地這いメロンに挑戦

家を建てる時の”こだわり”は各家庭それぞれです。

我が家の場合、広い庭で家庭菜園をしたいという希望がありましたが、
移住が5月で、当然引っ越しのゴタゴタ。

少し片付いて気が付いたら6月、

とにかく何か植えないと時期が遅過ぎる、、、、という追い込まれた状況にありました。

で、とにかく何か植えようとホームセンターで見繕った物の1つがメロンでした。

もっと簡単そうなのを選べば良かったんでしょうが、つい買ってしまったんですね。。。

裏面も見ずに。。。

裏面に育て方が書いてあるのですが、なかなか面倒な事が書いてありました。

 「保温と雨除けのトンネルで覆います」・・・トンネル?




つまり写真のような事をしろ、と書いてあったので、その通りにしました。
植え付け:6月7日

そこから梅雨があける7月初頭までは雨もよく降り、庭仕事は放ったらかし。
ところが、梅雨があける頃から、伸びる伸びる、ぐんぐん伸びる。

今夏は日差しが強烈だった為、8月には成長が止まり葉が裏返ってしまったのですが、
トンネルにすだれを掛けてやったら、再びぐんぐん成長し、はみ出してしまいました。


一応、無事着果し収穫まで育て上げましたが、とにかく管理が大変でした。

具体的に言うと、
 ・親づるは葉を3~4枚残して芯を摘み、小づるを2本育てる。
 ・子づるの葉10枚目までは孫づるを摘み取り、11枚め以降に出る孫づるを育てる。
 ・孫づるは葉2枚を残して芯を摘み取り、孫づるの着果は1つのつるに2果まで
 ・その後出てくる余分な花は摘み取る。
 ・開花から50~55日で収穫、追熟5日後食べられる
という具合で、まぁ休日の度、一生懸命お世話をさせて頂きました。

害虫のトラブルもありました。

育ち過ぎてトンネルからはみ出した頃から、葉の色がおかしい部分が出始めました。
どうやらはみ出した所から虫の侵入があったらしく、気付いたときには手遅れ気味で、
葉の裏にアブラムシがビッシリ。。。

農薬を使うわけにもいかないので(家庭菜園の意味がなくなるので)、
酷い葉は刈り取って処分し、どうにか収穫の日まで株を維持できました。

収穫日:9月8日、植え付けから丁度3ヶ月でした。

そして収穫後、追熟を経た実がこちら。

見事な赤肉メロンができました。

子供も喜んで食べてくれたので、頑張ってお世話した甲斐がありました。

来年リピート生産するかどうか、ちょっと悩みます。

子供はメロンとスイカを比べたら、スイカが好きなようなので、
今度は小玉スイカをやってみたい気もしています。

家庭菜園の本当の収穫

3ヶ月間って、仕事だけしてるとあっという間なのですが、
こうやって家庭で趣味を持つと、なかなか時間が経たない感覚があり、
まるで小学生の夏休みに戻ったみたいな気がしました。

家庭菜園を作って得られた収穫は果実ではなく、
 「ゆっくりとした時間の流れ」なのかもしれません。


2016年9月27日火曜日

住宅メーカーの思い出、谷川建設、他社は接着剤の家だって

素敵な住宅メーカーの思い出として、谷川建設の事を書きたいと思います。

谷川建設」をご存知でしょうか?

本社は長崎県、
在来軸組工法でありながら

 ・耐震等級3
 ・風速60m対応

標準仕様、構造材は国産最高級檜のひとつ「木曽檜」を潤沢に使います。

構造部に集成材は使いません、総無垢材です。

屋根裏()までも全て高級無垢材です。
(※瓦葺き屋根の野地板は一般的に合板ですが、谷川建設は無垢を使います。)

樹脂ヤニがたっぷり含まれた檜、米マツ、ヒバなどは蟻も逃げ出す芳香成分でいっぱいです。

欧州産ホワイトウッドは防蟻防腐薬を高圧注入しないと使えないのに対して、まるで素性が違う木材です

ミサワホームや、一条工務店が、樹齢80年くらいの欧州産ホワイトウッドを、
「しっかり防蟻・防腐処理している」と、胸を張って技術解説資料に載せていますが、
谷川建設の仕様を知ると「木材の根本的な質」が違う事を発見しました。


内装も無垢の羽目板や、塗り壁を多用して、ホルムアルデヒドが全く出ない(とまで表現される事がありました。
(※羽目板、塗り壁を意識的に多用する内装と、家具は大工造作、という条件が必須だろうと思います。モデルハウスだから出来る事だろうと思います。)

谷川建設のスタイルを簡単にまとめると、

・ 高価でイイ材料を堂々とふんだんに使う
 ・ 大工さんは棟梁級を囲い込む
 ・ 品質保証は大工の誇りにかけて!

という感じ。
伝統を貫き守る事にお金を掛けるのが、谷川建設のスタイルだと感じます。

■谷川建設の営業マンに頂いたお手紙は秀逸だった。

手書きの暖かい字で書かれたお手紙の中にグサリと刺さる台詞がありました。

 「他社の家は接着剤を多用している接着剤の家」

上品で穏やかな文面の中にあった、すごい攻撃力のある一言でした。

心当たりのある会社はいくつもあります。

 ミサワホームは正に接着剤の家と呼ぶのに相応しい構造です。
         ミサワホームの技術資料によると、使用している接着剤は
         ホルムアルデヒドが少ないという事が書かれているので、
         高級接着剤の家 と言う事になります。

 パナホームは大型パネル工法が、鉄と接着剤の家だと言えます。
         パーティクルボードが木片と接着剤の混練成形品だからです。
         (参考記事:パナホームを選ばなかった理由

 住友林業、シャーウッド(積水ハウス)は集成材の家ですから、
  谷川建設から見れば、接着剤の家という事になってしまうのです!!


・・・いやいや、集成材工法は、

 ・材料の強度が保証されていてバラツキも少ない
 ・金物工法で仕口強度の低下を防げる
 ・ドリフトピン工法は施工品質がバラツキにくい

・・・とメリットを述べた所で、谷川建設には通用しないでしょう。

施工品質が悪いのは大工の腕が悪い。
それは大工じゃなく大八と言う。

大工 → 第9、に及ばない手前の存在  第8

囲い込んでいる大工集団の腕に絶対の自信を持っているわけです。
「THE大工かっこいい谷川建設」

■谷川建設の上棟式
谷川建設の上棟式の日は、棟梁級の大工さんが何人も集まり大木槌を振るいます。
それはそれは圧巻の迫力でした。

 早朝から大木槌の音を響き渡らせ、
  半日で一気に屋根まで組み上げ、
   アスファルトルーフィングを敷き終えて雨養生を完了させる。

     施主が大盤振る舞いに餅撒きをしたら、
      後はゆっくり内外装仕事へ・・・


私がお世話になった積水ハウスの営業マンが、
 「あるお客さんの契約競争で谷川建設に負けてしまった。」
という事を話してくれたのですが、そのお客さんが谷川建設を選んだ理由は、「昔ながらのやり方に魅力を感じたから」だという事でした。

積水ハウスの売りポイントは、

 ・耐久性
 ・メンテナンスサイクルの長さ
 ・ライフサイクルコストの低さ
 ・外壁材の意匠性

等だと思いますが、谷川建設の場合は、

 ・とにかくイイ木材を使っている(耐久性も高い)
 ・腕のいい囲い込み大工集団
 ・社長が引き渡しの挨拶に来る 

といった感じなので、そもそも勝負する土俵が違うんですね。

例えば、積水ハウス、パナホーム、セキスイハイムなどは、メンテナンスコストが低い事をウリにしていますが、谷川建設は、メンテナンスコストが低いというような事は一切主張していませんでした。

モデルハウスのお値段もお高い数字でした。

例えば、エコジョーズの建売モデルハウスの価格が、太陽光+エネファーム仕様の大手(積水ハウスやダイワハウス)と同等か、むしろ若干高いくらいでしたから、建築材料費の高さが伺えます。

普通だったら、大手より高い木造だなんて訳が判らないんですが、、、
「・・・THEお金持ちの家」
■谷川建設のモデルハウスは高いけどスゴかった。

谷川建設のモデルハウスは入った瞬間、檜の香りが立ち籠め、それだけで気分が舞い上がってしまいました。
「わぁ~木の家だぁ~♪」

檜の香りが立ち籠めていました。

見せ柱は樹齢200年の背割檜だったり、四面無節の吉野桧だったり。(どっちもお高い!!)

(写真:四面無節の吉野桧の見せ柱、相場で20万円以上かな)

とにかく気分が舞い上がってしまって、「今すぐ欲しい!」とすら思いました。
(※住宅を衝動買いなんてあり得ないんですが、そう思ったという事です。)

そこまで一目惚れして、なぜ谷川建設に決めなかったかというと、ほぼ消極的な理由でした。

■谷川建設を選ばなかった消極的な理由
※1.重要な気付きがあった今となっては当たり前の事なのですが・・・。)


香りの発生源は内装の板であって、
構造木からではないのです

木の家だから香るのでなく、
木の内装が香っている。


谷川建設に限らず、木の香りがするモデルハウスは、
内装(押入れ、壁面、天井、床など)に、香りの強い檜を使うなどして香りを演出しています。

構造現場に見学に行くと、香りがあまりしないのでよく判ります。

(なのでもしも、木の香りが素敵だから、という理由で住宅会社を決めた時、もしビニールクロスで内装を仕上げたりすると、ガッカリするに違いありません。)

木の家は、内装に木を多用して木の地肌を見せてこそ、木の家らしくなるし、風合いも香りも木の家らしくなるんです。

つまり、木の家だろうが、鉄の家だろうが、コンクリートの家だろうが、どれだって内装に木を使えば出来上がる物は同じ、という事です。

※2.予算的に苦しい

前述の通り、ライフサイクルコストが安いというようなウリ文句はありません。

※3.木の家らしく仕上げると耐火性を失う

構造木に高級な木を使っているのですから、内装にも、外装にも木をいっぱい使って、中から見ても外から見ても、立派な木の家にしたくなるのが人情というものです。

反面失うのは耐火性です。

耐火性が欲しければ、木の家らしい外観を諦めてサイディングを貼るしかありません。
内装も木の天井や木の壁を諦めて石膏ボードと塩ビクロスを貼る以外選択肢がありません。

外装は10m四方を隣家から離す事ができれば話は違いますが、100坪級の土地が必要です。

自分が建てたい庶民の家は、子供の学費を払いつつ家族の罹災リスクを極限まで減らせる家です。望んでいる方向性がちょっと違う。

※4.実家がシロアリに食われたトラウマがある

谷川建設の木曽檜はシロアリに食われないと思いますが、実家の梁からおびただしい数のシロアリが飛散した経験がある為、檜だからとタカをくくって防蟻処理をしないわけにはいかない。結構コストがかかる筈。

※5.人生で4回全焼火事を見ている

実家の近所の文化財が全焼
実家の近所の小学校の友人宅が全焼
賃貸マンションから見える丘で2件立て続けに全焼

(写真:賃貸マンションから見えた全焼の火事)
デジカメだから小さいですが、双眼鏡で見たらすごい恐怖感でした。

防火上、戸建て2階住宅は、内装の壁と天井を不燃材で仕上げておく事が最も重要です。

そもそも火災で死亡する原因は煙に巻かれての窒息死だからです。

特に壁と天井は不燃材の石膏ボードと、延焼しにくい塩ビクロスで仕上げるのが最良です。
(※3で上述の通り、木の家っぽさは台無しになります。)

別の記事リンク:

 「木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。


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おそらく生涯に渡ってお金の心配が無ければ、我が家が谷川建設を選んだ可能性は高いと思います。そんな予算は宝くじが当たらないと無いので残念です。
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「木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。

木造の会社は、必ずと言って良いほど、

「木は鉄より火に強い」

と妄言を言ってるのですが、
三井ホームが実験で軽量鉄骨がバーナー火炎に5分間耐える事を示しています。
(リンク:三井ホーム)

そもそも火災で死亡する原因は煙に巻かれての窒息死だから、5分間というのは全員逃げ切らないといけない時間です。

初期消火に失敗した家の中に、それ以上居る必要は無いし、居たら窒息死あるのみです。

木造の会社はどういう訳か、角材を直火で炙って見せて「木は鉄より火に強い」などと妄言を撒き散らしていますが、火災統計(死因)を見れば、まともな主張じゃない事はすぐ判ります。
何故そんな事を言うのでしょうか?

答:木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。

一言も言っていないのです。

恐ろしいことに"象操作"というのはこういう事で、無意識に脳内変換させられ、自分で気付かない内に「木の方が鉄より火事に強い材料なんだ」、と思い込まされている人が多い事でしょう。

何故私は騙されなかったのでしょうか??

私は、人生で4回全焼火事を見ているからだと思います。

 ・実家の近所の文化財が全焼
 ・実家の近所の小学校の同級生の家が全焼
 ・賃貸マンションから見える丘で2件立て続けに全焼

(写真:賃貸マンションから見えた全焼の火事)

防火上、戸建て2階住宅は、内装の壁と天井を不燃材で仕上げておく事が最も重要です。

あと、石油ストーブを使わない事も重要です。

見た目の美しい見せ梁や、板張りの天井、板張りの壁などを選ぶ人は沢山居ますが、火災時の安全を犠牲にして尚且つお金も余計に払っている事を認識した上で選んでいる人は非常に少ないのではないでしょうか。


私が積水ハウスの軽量鉄骨が良いと思った理由の内、地味な理由が内装の下地材です。

次の写真は積水ハウスの構造現場です。
積水ハウスは野縁と間仕切りが鉄製なのが判ります。


積水ハウスの軽量鉄骨は、石膏ボードの裏(特に天井)に可燃材が殆ど使われていません。

当然防火を意識した仕様です。


同じ軽量鉄骨メーカーであるダイワハウスはどうでしょうか?
次の写真はダイワハウスの構造現場です。
ダイワハウスは野縁と間仕切りが木製なのが判ります。


積水ハウスは鉄製の下地、ダイワハウスは木製の下地に、それぞれ石膏ボードをビス止めしていきます。最終的に見た目は全く同じになります。

正直に言うと、各社比較する建築計画の段階で気づいた事でなく、後から気付いた事です。

ここまで契約前に調べ尽くせる人は非常に少ないだろうと思うからこそ、こうして発信し、広く知って欲しいと思います。

2016年9月21日水曜日

断熱材は不燃材が良い2 ~燃焼実験を見て考える~

断熱材は不燃材が良い1 ~火災統計には放火が多い~
(リンク:過去の記事)

という記事を書きましたが、「住宅用断熱材は不燃材を選ぶべき」、という持論があります。

その裏付けとなる燃焼実験の動画を紹介します。

イデキョウホーム
富士産eco断熱 断熱材燃焼比較実験動画
このような燃焼実験はイデキョウホームさんに限らず、セルロースファイバー、を使う会社では見学会イベントで好んで行われます。

かなりインパクトがあるPR方法です。

セルロースファイバーが火炎に強い動画を初めて見た時、
 「セルロースファイバー最強!断熱材はコレだ!」
と思った程です。

最終的には積水ハウスの軽量鉄骨(グラスウール)に到達するのですが、
その理由をまとめておきたいと思います。
断熱材だけが住宅会社を選ぶ基準ではありませんが、参考になればと思います。

■最強とさえ思ったセルロースファイバーの否定に至る理由

セルロースファイバーには2つの施工方法があります。

湿式:(リンクYoutube)
 水のスプレーで湿らせながら壁の枠内に吹き付ける。

乾式:(リンクYoutube)
 壁の枠にシートをタッカー止めしてシートの中に吹き込む。


湿式を否定した理由:
 大量の水分を壁の中に閉じ込める事になる。
 乾燥した北米大陸ならともかく、湿気の多い日本ではおかしいと思った。

乾式を否定した理由:
 タッカー止めしたシートが大地震(震度6,7レベル)の際に、
 建物の変形に追従できず、大量の漏れが生じるのでないか。
 飛来物による外壁の破損がありえるが、漏れ出ると復旧が難しいのでないか。

木の構造がとびきり頑丈であればOKな筈ですが、一般的な工務店のツーバイフォー仕様では難しいと思いました。

探してみれば頑丈な重量木骨構造というのは発見しましたが、

 ●結局ライフサイクルコストで積水ハウスと変わらない
  (※住宅実例雑誌に載っていた予算額を参考に考えました。)
 ●ベタ基礎だった
  (※私はベタ基礎否定派、理由の記事を書く予定)
 ●一般的な外壁材を使うしか無い。
  (※積水ハウスの外壁材が良い理由の記事を書く予定)
という理由でNGでした。

必ず来ると判っている巨大地震と大風に余裕を持って耐え、積水ハウスのように美観が長持ちする高機能外壁材が使えて、なおかつセルロースファイバーを使うような工務店との出会いはありませんでした。どこかにあるのかもしれませんが、、、

セルロースファイバーの断熱性、防虫性、調湿性、という素晴らしい機能は魅力的過ぎましたが残念でした。

■残る選択肢は少ない

冒頭で紹介した動画では、

 ・セルロースファイバー
 ・グラスウール
 ・スタイロフォーム(発泡スチロール)
 ・現場発泡ウレタン

を同時にガスバーナーで焼いていますが、
スタイロフォームと、現場発泡ウレタンは、火炎が上方向に延焼してしまうのが良く判ります。
この動画で注目するポイントは、スタイロフォームも、現場発泡ウレタンフォームも、水平方向から着火すると上方向に火炎が延焼する様子です。(おそらくイデキョウホームさんの動画が唯一でないかと思います。)



ウレタンフォームが可燃物である事は周知の事実ですが、
一般的にウレタンフォームは難燃材として扱われます。

ウレタンフォームの火災統計では、工事中の溶接火花の引火事故が多数派です。
出典:
(日本ウレタン工業会 火災問題対策委員会)

また、ウレタンフォームは当然燃えるが火災保険の額が低い事が燃えにくい事の証明だと主張されるビルダーさんもあります。
出典:
 「リーベンホーム家造り虎の巻
 (リーベンホームさん)


私見ですが、現場発泡ウレタンフォームが防火上の脅威となる理由は、
  1.フラッシュオーバー
  2.バックドラフト
  3.不完全燃焼で生じる一酸化炭素
  4.燃焼で生じるシアン化ガス
        (シアン化ガス=神経性の毒ガスで、可燃性ガス)
です。
1.2.は言葉で説明すると難しいので、次の動画を見てください。
消えていた炎がパッと燃え広がるのが1.フラッシュオーバー、
充満した煙が扉を開けた瞬間爆発するのが2.バックドラフトです。

1.2.3.は、現場発泡ウレタンフォームの利点であった気密性の高さ故に生じます。

動画を見て判るように、気密性が高いという事は、家の中の酸素を容易に使い切り、一酸化炭素と可燃性ガス(煙)を充満させる事になります。

火災統計によると、不幸にも火事で亡くなられた方の死因Topは、逃げ遅れて煙を吸い込んだ事による窒息ですから、住宅建材体積の大部分を占める断熱材を可燃物にしておく事は、防火上の脅威としか考えられないのです。


以上のような理由で、「住宅用断熱材は不燃材を選ぶべき」、という持論を持つに至ります。

すると、グラスウールか、ロックウールくらいしか、もう選択肢は無くなってしまうのです。

積水ハウスが、グラスウールとロックウールを使うのは、他の断熱材の欠点が理由であり、グラスウールとロックウールは消極的に選ばれていると、私は解釈しています。


シックハウス症候群は現実にある脅威だ(エアキスのススメ)

積水ハウスにして特に良かった事を紹介します。

それは、

(積水ハウス本家へのリンク)

ご存知でしょうか?
両手放しで超オススメです

さて、この記事で私が伝えたい事は投稿タイトルの1言に尽きます。


シックハウス症候群は現実にある脅威だ

統計データ等の参考リンクは以下です。

シックハウス症候群の現在
財団法人 東京顕微鏡院 瀬戸 博
平成24年6月30日 第11回 千葉大学予防医学センター市民講座

家を建てる方が知っておいて頂きたいシックハウス
~その1・シックハウス問題は解決したのか?~
NPO法人日本VOC測定協会理事長
北見工業大学名誉教授 坂本弘志 先生

シックハウス対策に係る法令等は、平成15年(2003年)7月1日に施行されました。
(国土交通省へのリンク)


上記リンク先のデータを見ると、2003年の法施工後、9年かけて、
 住宅紛争処理支援センターへの相談件数が、年間100件程度まで低下し横ばい、
 国民生活センターへの相談件数が、年間300件程度まで低下し横ばい、

となっています。
2016年現在も同程度の相談件数であろうと推察します。

e-stat政府統計の統合窓口
住宅着工統計>年度次>2015年度 
工事別、利用関係別、構造別/戸数・件数、床面積

によると、2015年度の
 ・持家
 ・貸家
 ・給与住宅
 ・分譲住宅
の新築およびその他工事の件数は、963,515件、です。

963,515/300 = 3,212

ですから、なんとシックハウス症候群の相談が発生している割合は、
工事3,212件に1件
と考えられます。恐ろしい高確率だと思いませんか?

実際は統計外の工事(クロスの張替えのみ、家具の購入)も母数に入る筈なので、もう少し確率は下がると思いますが、それでも宝くじで言うと、約5万円~10万円当たる確率です

これは宝くじを買い続ければ、一生に一度くらいは当ってもおかしくない、と思える金額です。

つまり、
家は一生に一度の買い物
シックハウス症候群に当たってもおかしくないんです!!

自分が家を建てる段階では、シックハウス症候群の事はあまり気にしてませんでしたが、いざ完成した後で、積水ハウスからもらった報告書を見て驚きました。コレです。
これはエアキス仕様の保証書みたいなもので、完成した家の窓を閉めた状態で居室の空気を集め、浮遊する化学物質を分析測定した結果の報告書です。

これを見ると、積水ハウスの居室の空気環境は、建築基準法で定められた化学物質濃度を大幅に下回っている事が判ります。

簡単に言うと:
積水ハウスは臭くない!
という事なんです。

思い出してみると、
他の大手プレハブ住宅会社や、地元の工務店が建てた新築の見学会で、居室やクローゼットから変な臭いがする事がありました。その臭いは積水ハウスでは感じませんでした。

臭いの感じ方は個人差が大きいので、積水ハウスのモデルハウスに展示してあるエアキスの体験箱に顔を入れれば、自分が気になる臭いか、そうでないかが明確に判ります。

(写真:積水ハウスのモデルハウスにあったエアキス体験箱)
注※右の箱は「エアキスプレミアム仕様」と書いていますが、「エアキススタンダード、ハイグレード、プレミアム、全共通です。」

もし、F☆☆☆☆の箱(左)の臭いが気になるようであれば、出ている化学物質に敏感な体質だと思われるので、シックハウス症候群に当たる確率が高い体質だと考えた方が良いかもしれません。


エアキスは積水ハウスの標準仕様なので、保証付きで建築基準法が定める化学物質の基準値を大幅にクリアしてくれます。

ちなみにエアキスの仕組みは、
 1.タイガーハイクリンボード(吸着分解)
 2.エコカラット(吸着+調湿)
 3.シルタッチ(吸着分解+調湿)
 4.エアキス換気システム(逃がす)
 5.建材の品質管理(納品業者への納入規格設定)
です。

他社でも出来ないことは無い事ですが、空気の測定をして保証を付けてくれるのは2016年時点で積水ハウスだけです。

積水ハウスのエアキス仕様であればシックハウス症候群になる確率を極限まで低く下げる事ができるでしょう。

積水ハウスのエアキスは
両手放しで超オススメです。




2016年9月16日金曜日

木の箱に入れたネズミが死んでいる!

■木の箱はネズミの生存率が高い!

本気でこの実験を引用して、木の家がイイ、と主張してる人を見た時は衝撃でした。

何故か??

いゃ、、、だって、、、それ、、、それって箱の実験だよね?

家ってこうでしょ!?


おまけに、、、だって、、、その実験は、、、

木の家は5人家族で1人死ぬ計算!!
うわーこんなデタラメな事を言う恥知らずな人達がいるんだなー!

木の家という存在自体は住宅の主流でありますが、少なくともこう言うデタラメな事を言う人達が建てる木の家は絶対に住みたくないと思いました。


これは、静岡大学(2016年入試偏差値[理]56)が発表した実験だそうです。

論文の本体へのリンク
生物学的評価方法による各種材質の居住性に関する研究

■論文に書いてある真実は!?

論文の結論は以下のように書かれています。

「木製ケージ動物の居住環境として金属又はコンクリート製ケージより明らかに優れている事を示した。」

つまり、所詮ネズ公の飼育箱の事であって、
只のひと言も「人が住む家は木が優れている」とは言ってない!!

それを木の家を建てる会社の人間が都合よく鉄骨とコンクリートのネガティブキャンペーンに利用しているだけなのです!!

はうすまいる.com(せっかちぱぱのブログ)でも記事に書かれていますが、
論文の末尾に
「謝辞
 本研究は静岡県木材共同組合連合会の補助金によって行った。謝意を表する。」
とある事も付け加えておきます。

もし、木造住宅会社からネズミの実験の話を振られたら、こう言い返すべきです。

ネズミが住み付き易い木の家なんて!!



木質パネル接着工法で衝撃の品質?

■接着剤の塗り方がテキトウな衝撃の映像がありました。

YoutubeにUPされた動画を紹介します。

「雨漏り蔵のある家」

住人さんが怒り心頭で作られた動画だろうと思います。

3:25時点キャプチャです。接着剤の塗りが超テキトウ!!だった事が判ります。
 てきとうに塗られた接着剤

ストレススキン効果(リンク:ミサワホーム)木質パネル接着工法が一般的な鉄骨住宅を超える強さを実現する根源的な部分です。

ただし、それは接着剤が全面にまんべんなく塗られている事が前提。

こんな塗り方じゃ、実験値のような頑丈さは得られないでしょう。

そういえば、車を吊るして接着剤の強力さを示す実験(リンク:ミサワホーム)というのもありましたが、接着面が剥がれるより先に木が割れる筈です。

何故この動画のお宅の板はベリベリ剥がせたのでしょう?

塗りが甘いどころか、そもそも接着してなかったんじゃないでしょうか・・・


欠陥住宅は恐ろしい!

積水ハウスのブレースは弱いのか?

「一般的な鉄骨住宅のブレースは破断する。」


こんなネガティブキャンペーンを地味にやっているビルダーがいくつもあります。

ブレース破断のウソは積水ハウスを選んだ者としては是非誤解を解いておきたいネガキャンの典型例です。

■統計はウソをつく
Q.「一般的な鉄骨住宅」とは?
A.積水ハウス以外の鉄骨住宅を日本中から全部集めると?
 それは仮設住宅も含むので、
 破断する細いブレース構造が圧倒的主流

という事なのです。
「積水ハウスのブレースは破断する」とは一言も言っておらず、消費者が勝手にミスリードするのを狙っています。
だから、地味にやっていると言いたい訳です。

本当の事なら堂々と名指しで悪いと言えばいいのです。

■破断したブレースを展示していたミサワホーム

ミサワホームの工場見学に行った時、破断したブレースが展示されていました。会場は写真NGでした。他にもネガキャンの展示が沢山ありました。これから建てる人は是非ミサワホームの工場見学をして展示ブースを観察して欲しいと思います。私はネガキャンに腐心している企業としての姿勢が肌に感じられました。

ミサワホームは「木質パネル接着工法」が非常に強くて良いんだという事を主張する事に余念がありませんでした。

公式技術資料でも「一般的な鉄骨住宅のブレース」が弱い事を一生懸命主張しています。

あまりに作為的な公式資料を作っているなと思ったので、引用して積水ハウスを擁護する絵を作ってみました。
(画像をクリックで拡大)
木が鉄に対して強度1.4倍、変形量4分の1?
  そんなオーバーテクノロジーある訳ないでしょうに!
常識的に考えて、木が鉄に対して強度1.4倍、変形量4分の1って・・・弱い仕様でわざわざ比較して・・・人を謀るのもいい加減にした方がいいでしょう。

と言いつつも、少し前までは本当の事だった、とも言えます。
例えば、ミサワホームの技術資料を読み込まれた方の記事を紹介します。

失敗しない住まいづくり 住宅メーカーのパンフレットを読み取る 制震装置編

ミサワホームの制振装置MGEOを褒めている記事です。ミサワホームの木質パネル工法は、地震による建物の変形が非常に少ない、剛な構造です。そこに制震装置MGEOを入れるわけですから、効果はテキメンという事になります。

積水ハウスがシーカスを標準搭載したのは2007年4月であると、積水ハウスの会社沿革記録があるのに対して、ミサワホームのプレスリリースには、2004年12月からMGEOを販売しているとの記録があります。

つまり、元々ミサワホームの木質パネル工法の方が剛な建物を実現出来ていた所に、制震装置を3年も先に導入したわけなので、大差があったと言えるでしょう。

ただし2016年時点では大差ないのが絵に描いたとおりの事実です

それなのにネガキャンは止められないようです。


結論:
2016年積水ハウスの鉄骨住宅は弱くない!



2016年9月3日土曜日

断熱材は不燃材が良い1 ~火災統計には放火が多い~

火事の防災を考える上で重要な統計を紹介します。

総務省消防庁のHPにある以下のデータです。(2016年9月時点)

================================================ココから引用

6 出火原因別にみた火災発生状況

(1)全火災34,248件を出火原因別にみますと、以下のとおりです。

たばこ4,048件11.8%
放 火3,437件10.0%
放火の疑い3,053件8.9%
たき火3,040件8.9%
こんろ3,027件8.8%
火あそび1,572件4.6%
ストーブ1,215件3.5%
火入れ845件2.5%
焼却炉674件2.0%
電灯・電話等の配線590件1.7%
マッチ・ライター589件1.7%
溶接機・切断機430件1.3%
電気機器396件1.2%
配線器具385件1.1%
風呂かまど375件1.1%
その他5,896件17.2%
不明・調査中4,676件13.7%
================================================引用ココまで

出火原因のトップは、住人自らがコントロール不可能な外からの火です。

「火事に気をつける」=「放火に気をつける」

と解釈する必要がある統計的事実です。これが頭に入っている人は少ないと思います。

わかり易い怖い絵を描いてみます。


万が一、外火(放火)が生じた場合、

外壁が通気層を確保している部分(水切り部分)は弱点になり得ます。

通気層の存在は、内部結露壁体内結露、を防ぐ為に必要なのですが、放火に対して宿命的な弱点になり得る事を考えておく必要があります。


唯一、放火の火を防ぐ事が完全に出来るのは、RC(鉄筋コンクリート)造、だけです。

だからRC造は火災保険は安く、固定資産税は高いんです。(
(※35坪程度なら、普通の木造・軽量鉄骨に比べて、生涯で+300万円くらい取られる感覚です。)


積水ハウスの軽量鉄骨はグラスウール、木造(シャーウッド)はロックウールを使っています。

以下、私見も混じりますが、積水ハウスの断熱材に対する考え方は、外壁とセットで考えられていると思います。

 断熱材: 万が一、外からの火が生じても引火させないよう不燃材を使う
            ( → グラスウール、ロックウール)

 外壁材:  万が一、外壁が壊れると、雨が侵入する。

        軽量鉄骨に使うグラスウールは吸水すると最悪なので
        飛び切り頑丈な外壁で守る。

        (金属バットフルスイングで貫通しないくらい強い外壁)

グラスウールを使う上で重要なのは、飛び切り頑丈な外壁で守る事だと、積水ハウスは考えている筈です。

何故なら、積水ハウスの軽量鉄骨造はブレース構造なので、グラスウールが最も施工に適しているけど、反面グラスウールは水濡れ厳禁だからです。


積水ハウスのオリジナル外壁は、美観だけでなく、グラスウールを強固に守る為の特別仕様なのであって、伊達(格好だけ)じゃないんだと、私は思います。


ただ、一般人の私にはブログで「火事(放火)に気を付けた方が良い」と書く自由はありますが、

営業シーンでそれを言うと脅迫とか威力業務妨害とかになりかねないので、表向きは美しい外壁、という事にしているんじゃないかと思います。


「断熱材は不燃材」という選択は、火災の統計に基づいた防災の視点から、非常に重要な選択になると思います。


2016年8月30日火曜日

我が家はZEHを採用しなかった、というお話

新築を計画する時、発電設備をどうするべきか、悩む人が多いと思います。

私も悩みましたが、選んだのは枯れた技術のエコジョーズでした。

・・・
高断熱住宅に、

  太陽光発電+ガス発電(エネファームなど)
 または
  大容量太陽光発電

といった設備投資を加えて、家庭で消費するエネルギー量以上の再生可能エネルギーを生産しながら生活して行くような家を、ZEH(ゼッチ、ゼロエネルギーハウス)という言葉で表現されます。

再生可能エネルギーは、エコだエコだ、と言われているんですが、家庭用に関する私の理解は、

 「エネルギーを沢山生産して、沢山消費する。」

というものです。


積水ハウスに限らず、住宅メーカーは、ZEH仕様での建築計画を推奨してきます。

これは国がそうしろと言っているからです。
噂では2020年からの新築は、ZEH仕様でないと建築確認申請が下りないんだとか。

善良な国民としては、国の方針に従ってそういう家を建築したいものですが。。。
先立つ物も重要です。

「投資額は回収できる」という宣伝がされますが、しかし売電で本当に儲かるのでしょうか?

 この話題は、他の沢山のサイトで説明が試みられていますので、
 ここでは追求しない事にします。

 それらをひと通り読んで研究した結果、2015年時点で私は次のように考えました。

 「おそらく収益性はトントンくらい、でも、
  10年後のパワコンのメンテで10数万円くらいの現金の準備が要るし、
  20年後くらいにパネルの大規模メンテで100万円を超える現金の準備が要りそう、
  台風の度に不安になるだろうし、
  初期投資費にローンの利息が乗ってくるし、
  固定資産税の見積もりを入れたらもっとマイナスになるし、
  壊れた時は純リスクだから、保険を手厚くしないといけないし、
  ・・・
  それに売電価格のしわ寄せで、再生エネ賦課金が庶民に課せられているから、
  ZEHはお金持ちだけが得するシステムに見える、そんな制度を国が作るだろうか?
  ・・・
   」

この思考で決定的だったのは、

 「お金持ちだけが得するシステムを国が制度化する筈が無い。」

という、国家政府を信用した考え方です。

むしろこの思考の方が、

 「本当にプラスになるの?」「データでは・・・」

という終わり無き思考を繰り返すよりも、簡単に腑に落ちたのでした。


・・・
でも、ZEHにしなくて本当に良かったと思うかというと、必ずしもそうではありません。

 ・熱効率なんて気にせず吹き抜けを付けて、
 ・エネファームを付けて床暖房も入れて、
 ・床暖房が効いてれば換気システムを回しっぱなしでも寒くないし空気も綺麗、
 ・売電で光熱費は実質ゼロ

そんな贅沢な家は欲しいに決まっています。

ただし、予算がプラス300万円かそれ以上は必要()だったのと、
多分長期的にロスが出る、そしてそれが明確に判明するのは退職後だから、
神経質な私の性格では、その時が来るまでずっと気にしてしまいます。
(※実際は150万円くらいでもできるが、発電量を欲張ったり、床暖房=吹き抜けでも寒くない、というような事を折角だから・・・折角だから・・・と積み重ねていくと建築費が膨らむ為)

来る日も来る日も同じ事を気にして、ストレスで死期が早まるくらいなら、

私には、枯れた技術のエコジョーズが最適だと思っています。


今のところ、エアコンの効きも良く、風通しも良く、快適に暮らしています。

エネファームの低周波騒音で隣家が裁判を起こさないかと気を揉む事もありません。


自分の性格にあった設備を選択する事が大切だと思います。


住宅メーカーの思い出、パナホーム、選ばなかった理由

パナホームも新築検討時に比較検討した住宅メーカーの内に一社です。

パナホームは素敵なプランを作って頂いた思い出があり、心残りもある忘れられない住宅メーカーです。

・・・
パナホームはパナソニックの関連企業です。パナソニック=松下電器ですので、松下幸之助氏が住宅事業に進出したのに端を発する歴史ある住宅メーカーです。

構造は鉄骨です。

パナホームの他に、鉄骨を扱う住宅メーカーは、
 積水ハウス
 ダイワハウス
 ヘーベルハウス
 セキスイハイム
 トヨタホーム
 ミサワホーム
などが有名所ですが、
パナホームはその中でも鉄骨だけで3種類の構造を持つ珍しい会社です。

 ・重量鉄骨、ラーメン工法
 ・軽量鉄骨、制震軸組工法
 ・軽量鉄骨、大型パネル工法

私が接触した際は、大型パネル工法、を推奨していました。

パナホームの大型パネル工法について思ったこと

(写真:外壁側から見たパネルの断面モデル)


(写真:居室側から見たパネルの断面モデル)


パナホームの大型パネル工法というのは、

 ・鉄で四角い枠を作る
 ・パーティクルボードの1枚板を鉄枠の全面にビス止めする
 ・鉄枠を基礎の上に組み上げ、家を作る

という工法です。

安価で頑丈な耐力壁を家全体に潤沢に使えるメリットがあり、
建物の変形を抑えるのに非常に有効に働くようです。

比較対象として、積水ハウスやダイワハウスの構造は、

 ・鉄で四角い枠を作る
 ・十文字の補強(ブレース)を入れる

という「ブレース構造」を使っているのですが、
パナホームの大型パネル工法は、ブレース構造より壁が変形しにくいという事でした。


(図:パワテックパネルが変形しにくい理由)

ツーバイフォーの鉄骨バージョンだと理解できます。


パナホームの担当営業マンから見せて頂いた手持ち資料では、パナホームが「最大応答変位(※)」という数値で、

パナホーム(大型パネル工法)
  <積水ハウス(制震シーカスを装備)
    <ダイワハウス(ノーマル)
      <積水ハウス(ノーマル)

の順(小程良好)を示しており、明らかな優位性を感じました。

(※戸建住宅の場合、地震波を実験棟の建物に与え時に、下図の位置で測定される値の事を言います。阪神淡路大震災の波形を与える事が多いようです。


(図:最大応答変位とは)


この「最大応答変位」は建物の耐震性を示すのに非常にわかり易い指標なのですが、、、、

ところが、「最大応答変位」について住宅メーカー各社について検索しても、まとまったデータは見つけにくい状態にあります。

いくつか理由が考えられます。

 ・実験用の建屋であり、各社全く同じ寸法で比較している訳でない。

 ・地震波の特徴は毎回異なり、阪神淡路大震災の波形だけが絶対的な評価基準には成り得ない

 ・建屋の荷重となる屋根の材質、外壁の材質はオプション仕様の物が多くあり、
  それらの選択で建屋の重量が結構変わる。

 ・実験棟に搬入する家具などの総重量、配置も各社実験で異なる為、
  単一の数値で横比較するには無理がある

 ・実際に建築される建屋は複雑な凸凹があったり、
  また窓の配置によっても耐力壁のバランスが変わるので、
  総二階の実験棟の揺れ方が実際の建屋を代表するとは言えない。

おそらく、上記のような理由があって、

 さらにおそらく、「不毛な争いになるので、この値をPRに使うのはやめよう」

と業界団体内で申し合わせがあったのでないかと予想しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
蛇足ですが、大成建設ハウジング、の「パルコン」という鉄筋コンクリート住宅と比較すると、

 大成建設パルコン << パナホーム(大型パネル工法)

という具合で、鉄筋コンクリート最強、だったのでした。制震なんて要らない(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そんな具合で、構造的にはかなり頑丈なパナホームですが、

住まいの提案に関する力も、素晴らしいものがありました。

プランを考えて頂くのに先立ち、私達が考えた間取り例を渡し、アンケートにも解答したのですが、

まずアンケートの解答から顧客の要望をうまく抽出する仕掛けを持っていて、

さらに、新生活の提案、というスタンスまで噛み砕いた建築プランを仕上げてくださったのです。

正直言ってシビレました。ビビっと来てしまいました。

パナホームで決めよう!」と喉まで出かかっていました。それくらい素晴らしいプランでした。


・・・
しかし、そこで思いとどまり、もう少し考える事にした理由は2つありました。

 ・インターネット上に悪評を見つけ易かった

   大手でも、積水ハウス、セキスイハイム、ダイワハウス、ミサワホーム、住友林業などは、
    あまり悪評が目立ちませんでした。

    おそらく上記の会社は削除依頼を実行していると思いますが、
    パナホームは削除依頼をあまりやってないのだろうと思いました。

   →結構大きい会社の筈だのに、なぜ出来ないのか心配になった。
     (危機管理能力的な意味で)

 ・悪評の中には、寒い、雨漏りがする、という内容が目立った

  これはパナホームの仕様を調べる内に判った2つの仕様が原因でないかと思いました。

(図:心配になる2つの仕様)


この例は、1階部にせり出しがあり、屋根が2階部の外壁に連結され、吹き抜けと土間があるようなプランです。

土間断熱がされていないと、居室が底冷えするでしょう。寒い評の原因は恐らくこれじゃないかと思いました。

雨漏り評の理由は恐らくシリコーンシーラントが原因じゃないかと思いました。

屋根と壁が出会う部分にシリコーンシーラントを適用すれば、最初の作り込みは簡単ですが、
定期的にシーラーの打ち替えをしないと、漏れやすいのでしょう。
目地の打ち変えは、古い目地を完全に掃除しないと、きちんと接着しないので、
最初の作り込みの時より、打ち変えの方が神経を使う作業になります。

屋根の防水をシリコーンシーラントに一部でも任せるのは大きな弱点だと思います。
理想的には下図のようにするべきです。


屋根を壁の裏に入れ込む構造は、私が目で見て確認したのは積水ハウスとダイワハウスです。

発泡スチロールを土間に埋め込むのは、積水ハウスの標準仕様ですが、
他社がどうなっているかは判りません。(技術カタログに載っているのは見たことがありません。)


従って私は、総二階で土間なしであればパナホームはあり得る、と考えたのでした。

吹き抜けや、土間が繋がったリビング、など一見素敵なプランはそこで住む生活に期待感を持たせますが、そういう素敵なプランにしたことが原因で家の耐久性に不安が生じるのでは問題です。

「夢のマイホーム」の筈が「儚い夢のマイホーム」になるのは避けたいものです。

特に雨漏りの場合、最悪の想定ですが、家の強度が失われる可能性があるのではないかと思いました。何故なら、

 パーティクルボードの大型壁パネル=強いが水濡れに弱い

からです。前述の通り、パナホームの大型パネル工法は、鉄の枠にパーティクルボードをビス止めする事で、家の構造体に強度をもたせているのですが、

 パーティクルボードは
  ・水に濡れると著しい強度低下を起こす
  ・濡れた後に再乾燥しても強度の再生が無い
   (一旦木の繊維が膨潤すると絡み合いが解けるからです。)
 という材料なのです。


万が一、雨漏り水濡れが起こったら、外壁を剥いでそこだけパーティクルボードを打ち替えれば良いのかもしれませんが、それを難しくするのがタイル張り外壁の存在です。

パナホームのキラテックタイルは綺麗!!だけど・・・

パナホーム一条工務店と同じTOTOのタイルを使用していますが、パナホームの場合は独自の商標である「キラテックタイル」という名前で売り出しています。デザインが違うだけでモノは同じです。

キラテックタイルは、弾性接着剤という超強力な接着剤で外壁全面に、隙間なく千鳥格子状に貼り付け、外壁の目地部を隠ぺいし紫外線から守る役目があります。接着力はタイルの下地板の強度を上回っており、タイルを剥がす=下地を壊す、に直結します。


もしパーティクルボードの構造壁を交換しようと思ったら、キラテックタイルを一部剥がして、下地板のさらに裏にあるパーティクルボードを交換するのでしょうか。

(図:タイル外壁を一部解体する場合のダメージ予想範囲)


おそらくキラテックタイルを剥がす時、隣のパネルの一部を破壊する事になる気がします。

隙間なく千鳥格子状に貼りあわせたキラテックタイルは、外壁の目地を隠ぺいして守るという役目がある反面、一部解体修理という事態に対応出来ないんじゃないかと思います。

もう一つの選択肢として、室内から内装を一部剥いで、パーティクルボードにアクセスする可能性もありますが、家の外側からでも、内側からでも、どちら側から修理するにしても、かなり大変な事だろうと思います。

・・・
上記のような考えがあり、我が家ではパナホームの選択順位を大幅に下げました。
・・・

パナホームの空気環境について思ったこと

また、パナホームを選ばれる人の中には、第2種換気システムにHEPAフィルターを使うことで、PM2.5、PM0.5という体に悪い微粒子を室内に入れない、いわゆる空気環境に魅力を感じる人もいると思います。

私も正直な所、最初に聞いた瞬間は魅力を感じました。
何故なら我が家の建つ街はPM2.5が結構飛んでいるし、家族の中には花粉症の症状持ちも居るからです。

ですが以下の理由で充分な効果は得られないだろう考えました。

 ・窓は開けたい(どう考えても人は窓を開ける)

それから、

 ・帰宅した人間の被服、外干しした洗濯物など、大気中の微粒子を大量に持ち帰る。

 ・フィルターの外枠はスポンジ。フィルターBOXへの取り付けが簡易な嵌め込み式なので、
  外枠部分の気密は充分でなくリーク(漏れ)がある。

・工場のクリーンルームには入り口のエアシャワー室が必須

 ・工場のクリーンルームが一旦クリーンでなくなると、回復するのに数日から数週間を要する。
  部屋をクリーンにするのはそれくらい難しい技術。

 ・換気すると冬場は当然寒いので、暖房のパワーが必要

(写真:パナホームの床下に仕掛けられたフィルターBOX、フィルターの外枠は黒いスポンジ)


一瞬ステキと思った仕様でしたが、色々考えみると「儚い夢」だったと思います。

・・・

最終的に積水ハウスを選んだけれども・・・


パナホームで作って頂いた当時のプランを見返すと、今でも本当に心残りがあります。
本当に素敵なプランだったからです。

積水ハウスを選んだ事も、積水ハウスが作ってくれたプランも大変満足していますが、
 「正直パナホームのプランの家は住んでみたかったな・・・」
と思っています。

家は3回建てないと満足いかないと言いますが、3軒建てて良いとしたら、1軒はパナホームにしたいと思うので、パナホームの力、つまりソフト(プランニング)で消費者マインドをがっちりキャッチする力は、
流石Panasonic!!
だったと思います。

ソフトの次は、是非ハードも充実させて欲しいと思います。



2016年8月28日日曜日

住宅メーカーの思い出、一条工務店、小動物侵入でゾッとした話

積水ハウスで建てる事に決めるまで、色々な住宅メーカーを訪問ました。
その思い出と、各社の仕様について思う所を少しずつ綴ってみたいと思います。

私が最初に入った住宅展示場は、一条工務店だったので、最初の回は一条工務店を取り上げたいと思います。

一条工務店の話題を書く前に、「夢発電システム」の存在に触れておく必要があると思います。

なぜなら、私が建築計画をした当時、一条工務店は毎年2桁成長を遂げ、業界1位の積水ハウスに迫る年間販売棟数1万戸超えの快進撃を遂げた時期だったからです。

詳しくは、一条工務店の「新卒採用のページ」に掲載されていますが、年間販売棟数1万戸超えの偉業は、「夢発電システム」の存在を抜きにしては成し得なかっただろうと思います。

・・・
電力の買い取りが始まったのは2009年11月1日、そして2012年7月1日余剰電力買取制から全量買取制に制度が変更されたのは、2011年(平成21年)3月11日の東日本大震災に起因した全原発停止に伴う電力クライシスと無関係ではなかったと思います。


買取価格が高かったので、当初は「売電でローンを返せる」という宣伝文句もありました。

 ・国全体が震災の絶望感にある中で、ローンの要らない新築の夢を見れる

そんな太陽光バブルと呼ぶにふさわしい時期に一躍成長を遂げた一条工務店は、

「夢発電システム」、という仕組みで、2012年(平成24年)エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞を受賞しました。


「夢発電システム」というのは、
 ・太陽光の搭載費用を肩代わり(初期コストゼロ)。
 ・肩代わりした初期コストは発電分で返済
 ・初期コスト完済した後は、施主の取り分。
 ・たくさん搭載する程ローンの返済が楽々!
というコンセプトを打ち出した商品です。

一条工務店は、「夢発電システム」に加えて、
 ・安価な免震システム
 ・高い耐震性と高気密・高断熱な2X6構造
 ・30年間以上メンテナンスフリーを謳うTOTOの外壁タイル(キャンペーン価格を強調)
 ・わかりやすい坪単価システム
 ・わかり易い性能表示
など、消費者のマインドをうまくキャッチする仕掛けが揃っており、これが大ウケしたんだと思います。


・・・
さて、最初に入った住宅展示場が一条工務店だったのですが、
2階部が丸ごと技術解説フロアになっていて、
「家は性能」のキャッチフレーズと、わかり易い実物モデルと性能の表示は、
理系の心にしっかり響きました。

解説して頂いた営業マンの方も、
 「一条工務店を選ばれる方は理系の方が多いんですよ。」
と言っておられました。


一通り解説も聞いたところで、建築計画について話が始まったのですが、
しかし、その時の私は1坪が何平米であるかも知らないド素人、
 「坪50.9万円から、ただし外構費は別です。」
と言われても、
 「坪・・・外構・・・(何それ?)」
という状態だったのです。

そんな状態ですから、「夢発電システム」とか「補助金が取れるからもっと安くなる」とか云々言われても、そこは全く心に響かなかったのでした。

営業のチーフっぽい女性も「素人が来ちゃったかなぁ」という感じのビミョーな表情を浮かべながら説明してくださいました。

その頃は、中古住宅の見学も積極的にやっていた時期だったので、
あわよくば2000万円以下でどうにかならないか、と思っていましたから、
建築予算の少なさも相手にされなかった理由であろうかと思います。

・・・
一条工務店の建物の仕様については、後々充分に理解が進んだ段階では幾つか弱点を感じました。
 ・タイル外壁はいざという時にメンテナンス性が悪そう
 ・断熱材(EPS)が可燃物
 ・高気密+熱交換型第一種換気システム+太陽光+全館床暖房
  というのが豪華過ぎて、色々と機械的なメンテが気になる。
 ・高断熱を謳うサッシが、内面だけでなく、外面も樹脂で耐候性が気になる。
 ・防蟻処理材を高圧注入した木材をウリにしているが、ヒノキならそんな処理は必要ない。
  つまり原料木材がすごく安い。

そして最近、「さすけさんのブログ」で見つけた記事が気になりました。

一条工務店は水切り部分と、軒と壁の隙間の養生がされていないので、小動物(コウモリ、ネズミ)に巣食われた、というトラブル事例を紹介されており、積水ハウスの仕様が非常に良いという記事を書かれていました。


積水ハウスが水切りと、軒と壁の隙間にスリットプレートを仕込んでいるのは知っていましたが、
まさか一条工務店がそれを付けていないとは知りませんでした。
知り得る限りでは、ダイワハウスは、水切りにメッシュを仕込んでいます。
(写真:ダイワハウスの水切り、ZEVO-E仕様模型)

一条工務店と同様にタイル外壁をウリにしてるパナホームは未確認です。
外観の写真だけありましたが、正確には判りません。

外壁パネルの下に水切りが付いていますが、裏までは見ていませんでいた。
近づく機会があったら見てみたいと思います。


あらためて我が家を観察してみると、
(写真:我が家の水切り)

このようにスリットプレートが付いています。
隙間の目的は、結露を防ぐ為の壁体内通気をさせる事にありますが、
このプレートがネズミの侵入を防いでくれる、大変ありがたい物だとは、
意識していませんでした。

(写真:我が家の軒と壁の隙間)


壁と軒の間に、小屋裏通気をさせるための隙間が作ってあり、隙間は水切りと同様にスリットプレートで養生しています。

ダインコンクリート外壁の意匠凸凹で生じる隙間は、スポンジが埋め込まれているのが判ります。

これならコウモリの侵入を防げそうです。


日が暮れる頃に我が家の庭に出てみると、コウモリの飛翔が確認できます。
周囲は丘陵地なので、普通に生息しているのでしょう。

最初から全て知っていた訳ではありませんが、
積水ハウスを選んだ事で助かったんだなぁ、と思います。

積水ハウスと一条工務店を比べるとき、1つ1つのアイテムに訴求力があるのは一条工務店の方ではないかと思います。しかし、積水ハウスは飛び抜けた物は出してこないが、細かい部分でトータルバランスが良い仕様になっている、と思います。