2016年9月27日火曜日

住宅メーカーの思い出、谷川建設、他社は接着剤の家だって

素敵な住宅メーカーの思い出として、谷川建設の事を書きたいと思います。

谷川建設」をご存知でしょうか?

本社は長崎県、
在来軸組工法でありながら

 ・耐震等級3
 ・風速60m対応

標準仕様、構造材は国産最高級檜のひとつ「木曽檜」を潤沢に使います。

構造部に集成材は使いません、総無垢材です。

屋根裏()までも全て高級無垢材です。
(※瓦葺き屋根の野地板は一般的に合板ですが、谷川建設は無垢を使います。)

樹脂ヤニがたっぷり含まれた檜、米マツ、ヒバなどは蟻も逃げ出す芳香成分でいっぱいです。

欧州産ホワイトウッドは防蟻防腐薬を高圧注入しないと使えないのに対して、まるで素性が違う木材です

ミサワホームや、一条工務店が、樹齢80年くらいの欧州産ホワイトウッドを、
「しっかり防蟻・防腐処理している」と、胸を張って技術解説資料に載せていますが、
谷川建設の仕様を知ると「木材の根本的な質」が違う事を発見しました。


内装も無垢の羽目板や、塗り壁を多用して、ホルムアルデヒドが全く出ない(とまで表現される事がありました。
(※羽目板、塗り壁を意識的に多用する内装と、家具は大工造作、という条件が必須だろうと思います。モデルハウスだから出来る事だろうと思います。)

谷川建設のスタイルを簡単にまとめると、

・ 高価でイイ材料を堂々とふんだんに使う
 ・ 大工さんは棟梁級を囲い込む
 ・ 品質保証は大工の誇りにかけて!

という感じ。
伝統を貫き守る事にお金を掛けるのが、谷川建設のスタイルだと感じます。

■谷川建設の営業マンに頂いたお手紙は秀逸だった。

手書きの暖かい字で書かれたお手紙の中にグサリと刺さる台詞がありました。

 「他社の家は接着剤を多用している接着剤の家」

上品で穏やかな文面の中にあった、すごい攻撃力のある一言でした。

心当たりのある会社はいくつもあります。

 ミサワホームは正に接着剤の家と呼ぶのに相応しい構造です。
         ミサワホームの技術資料によると、使用している接着剤は
         ホルムアルデヒドが少ないという事が書かれているので、
         高級接着剤の家 と言う事になります。

 パナホームは大型パネル工法が、鉄と接着剤の家だと言えます。
         パーティクルボードが木片と接着剤の混練成形品だからです。
         (参考記事:パナホームを選ばなかった理由

 住友林業、シャーウッド(積水ハウス)は集成材の家ですから、
  谷川建設から見れば、接着剤の家という事になってしまうのです!!


・・・いやいや、集成材工法は、

 ・材料の強度が保証されていてバラツキも少ない
 ・金物工法で仕口強度の低下を防げる
 ・ドリフトピン工法は施工品質がバラツキにくい

・・・とメリットを述べた所で、谷川建設には通用しないでしょう。

施工品質が悪いのは大工の腕が悪い。
それは大工じゃなく大八と言う。

大工 → 第9、に及ばない手前の存在  第8

囲い込んでいる大工集団の腕に絶対の自信を持っているわけです。
「THE大工かっこいい谷川建設」

■谷川建設の上棟式
谷川建設の上棟式の日は、棟梁級の大工さんが何人も集まり大木槌を振るいます。
それはそれは圧巻の迫力でした。

 早朝から大木槌の音を響き渡らせ、
  半日で一気に屋根まで組み上げ、
   アスファルトルーフィングを敷き終えて雨養生を完了させる。

     施主が大盤振る舞いに餅撒きをしたら、
      後はゆっくり内外装仕事へ・・・


私がお世話になった積水ハウスの営業マンが、
 「あるお客さんの契約競争で谷川建設に負けてしまった。」
という事を話してくれたのですが、そのお客さんが谷川建設を選んだ理由は、「昔ながらのやり方に魅力を感じたから」だという事でした。

積水ハウスの売りポイントは、

 ・耐久性
 ・メンテナンスサイクルの長さ
 ・ライフサイクルコストの低さ
 ・外壁材の意匠性

等だと思いますが、谷川建設の場合は、

 ・とにかくイイ木材を使っている(耐久性も高い)
 ・腕のいい囲い込み大工集団
 ・社長が引き渡しの挨拶に来る 

といった感じなので、そもそも勝負する土俵が違うんですね。

例えば、積水ハウス、パナホーム、セキスイハイムなどは、メンテナンスコストが低い事をウリにしていますが、谷川建設は、メンテナンスコストが低いというような事は一切主張していませんでした。

モデルハウスのお値段もお高い数字でした。

例えば、エコジョーズの建売モデルハウスの価格が、太陽光+エネファーム仕様の大手(積水ハウスやダイワハウス)と同等か、むしろ若干高いくらいでしたから、建築材料費の高さが伺えます。

普通だったら、大手より高い木造だなんて訳が判らないんですが、、、
「・・・THEお金持ちの家」
■谷川建設のモデルハウスは高いけどスゴかった。

谷川建設のモデルハウスは入った瞬間、檜の香りが立ち籠め、それだけで気分が舞い上がってしまいました。
「わぁ~木の家だぁ~♪」

檜の香りが立ち籠めていました。

見せ柱は樹齢200年の背割檜だったり、四面無節の吉野桧だったり。(どっちもお高い!!)

(写真:四面無節の吉野桧の見せ柱、相場で20万円以上かな)

とにかく気分が舞い上がってしまって、「今すぐ欲しい!」とすら思いました。
(※住宅を衝動買いなんてあり得ないんですが、そう思ったという事です。)

そこまで一目惚れして、なぜ谷川建設に決めなかったかというと、ほぼ消極的な理由でした。

■谷川建設を選ばなかった消極的な理由
※1.重要な気付きがあった今となっては当たり前の事なのですが・・・。)


香りの発生源は内装の板であって、
構造木からではないのです

木の家だから香るのでなく、
木の内装が香っている。


谷川建設に限らず、木の香りがするモデルハウスは、
内装(押入れ、壁面、天井、床など)に、香りの強い檜を使うなどして香りを演出しています。

構造現場に見学に行くと、香りがあまりしないのでよく判ります。

(なのでもしも、木の香りが素敵だから、という理由で住宅会社を決めた時、もしビニールクロスで内装を仕上げたりすると、ガッカリするに違いありません。)

木の家は、内装に木を多用して木の地肌を見せてこそ、木の家らしくなるし、風合いも香りも木の家らしくなるんです。

つまり、木の家だろうが、鉄の家だろうが、コンクリートの家だろうが、どれだって内装に木を使えば出来上がる物は同じ、という事です。

※2.予算的に苦しい

前述の通り、ライフサイクルコストが安いというようなウリ文句はありません。

※3.木の家らしく仕上げると耐火性を失う

構造木に高級な木を使っているのですから、内装にも、外装にも木をいっぱい使って、中から見ても外から見ても、立派な木の家にしたくなるのが人情というものです。

反面失うのは耐火性です。

耐火性が欲しければ、木の家らしい外観を諦めてサイディングを貼るしかありません。
内装も木の天井や木の壁を諦めて石膏ボードと塩ビクロスを貼る以外選択肢がありません。

外装は10m四方を隣家から離す事ができれば話は違いますが、100坪級の土地が必要です。

自分が建てたい庶民の家は、子供の学費を払いつつ家族の罹災リスクを極限まで減らせる家です。望んでいる方向性がちょっと違う。

※4.実家がシロアリに食われたトラウマがある

谷川建設の木曽檜はシロアリに食われないと思いますが、実家の梁からおびただしい数のシロアリが飛散した経験がある為、檜だからとタカをくくって防蟻処理をしないわけにはいかない。結構コストがかかる筈。

※5.人生で4回全焼火事を見ている

実家の近所の文化財が全焼
実家の近所の小学校の友人宅が全焼
賃貸マンションから見える丘で2件立て続けに全焼

(写真:賃貸マンションから見えた全焼の火事)
デジカメだから小さいですが、双眼鏡で見たらすごい恐怖感でした。

防火上、戸建て2階住宅は、内装の壁と天井を不燃材で仕上げておく事が最も重要です。

そもそも火災で死亡する原因は煙に巻かれての窒息死だからです。

特に壁と天井は不燃材の石膏ボードと、延焼しにくい塩ビクロスで仕上げるのが最良です。
(※3で上述の通り、木の家っぽさは台無しになります。)

別の記事リンク:

 「木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。


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おそらく生涯に渡ってお金の心配が無ければ、我が家が谷川建設を選んだ可能性は高いと思います。そんな予算は宝くじが当たらないと無いので残念です。
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「木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。

木造の会社は、必ずと言って良いほど、

「木は鉄より火に強い」

と妄言を言ってるのですが、
三井ホームが実験で軽量鉄骨がバーナー火炎に5分間耐える事を示しています。
(リンク:三井ホーム)

そもそも火災で死亡する原因は煙に巻かれての窒息死だから、5分間というのは全員逃げ切らないといけない時間です。

初期消火に失敗した家の中に、それ以上居る必要は無いし、居たら窒息死あるのみです。

木造の会社はどういう訳か、角材を直火で炙って見せて「木は鉄より火に強い」などと妄言を撒き散らしていますが、火災統計(死因)を見れば、まともな主張じゃない事はすぐ判ります。
何故そんな事を言うのでしょうか?

答:木の家は鉄の家より火災に強い」とは誰も言ってない。

一言も言っていないのです。

恐ろしいことに"象操作"というのはこういう事で、無意識に脳内変換させられ、自分で気付かない内に「木の方が鉄より火事に強い材料なんだ」、と思い込まされている人が多い事でしょう。

何故私は騙されなかったのでしょうか??

私は、人生で4回全焼火事を見ているからだと思います。

 ・実家の近所の文化財が全焼
 ・実家の近所の小学校の同級生の家が全焼
 ・賃貸マンションから見える丘で2件立て続けに全焼

(写真:賃貸マンションから見えた全焼の火事)

防火上、戸建て2階住宅は、内装の壁と天井を不燃材で仕上げておく事が最も重要です。

あと、石油ストーブを使わない事も重要です。

見た目の美しい見せ梁や、板張りの天井、板張りの壁などを選ぶ人は沢山居ますが、火災時の安全を犠牲にして尚且つお金も余計に払っている事を認識した上で選んでいる人は非常に少ないのではないでしょうか。


私が積水ハウスの軽量鉄骨が良いと思った理由の内、地味な理由が内装の下地材です。

次の写真は積水ハウスの構造現場です。
積水ハウスは野縁と間仕切りが鉄製なのが判ります。


積水ハウスの軽量鉄骨は、石膏ボードの裏(特に天井)に可燃材が殆ど使われていません。

当然防火を意識した仕様です。


同じ軽量鉄骨メーカーであるダイワハウスはどうでしょうか?
次の写真はダイワハウスの構造現場です。
ダイワハウスは野縁と間仕切りが木製なのが判ります。


積水ハウスは鉄製の下地、ダイワハウスは木製の下地に、それぞれ石膏ボードをビス止めしていきます。最終的に見た目は全く同じになります。

正直に言うと、各社比較する建築計画の段階で気づいた事でなく、後から気付いた事です。

ここまで契約前に調べ尽くせる人は非常に少ないだろうと思うからこそ、こうして発信し、広く知って欲しいと思います。

2016年9月21日水曜日

断熱材は不燃材が良い2 ~燃焼実験を見て考える~

断熱材は不燃材が良い1 ~火災統計には放火が多い~
(リンク:過去の記事)

という記事を書きましたが、「住宅用断熱材は不燃材を選ぶべき」、という持論があります。

その裏付けとなる燃焼実験の動画を紹介します。

イデキョウホーム
富士産eco断熱 断熱材燃焼比較実験動画
このような燃焼実験はイデキョウホームさんに限らず、セルロースファイバー、を使う会社では見学会イベントで好んで行われます。

かなりインパクトがあるPR方法です。

セルロースファイバーが火炎に強い動画を初めて見た時、
 「セルロースファイバー最強!断熱材はコレだ!」
と思った程です。

最終的には積水ハウスの軽量鉄骨(グラスウール)に到達するのですが、
その理由をまとめておきたいと思います。
断熱材だけが住宅会社を選ぶ基準ではありませんが、参考になればと思います。

■最強とさえ思ったセルロースファイバーの否定に至る理由

セルロースファイバーには2つの施工方法があります。

湿式:(リンクYoutube)
 水のスプレーで湿らせながら壁の枠内に吹き付ける。

乾式:(リンクYoutube)
 壁の枠にシートをタッカー止めしてシートの中に吹き込む。


湿式を否定した理由:
 大量の水分を壁の中に閉じ込める事になる。
 乾燥した北米大陸ならともかく、湿気の多い日本ではおかしいと思った。

乾式を否定した理由:
 タッカー止めしたシートが大地震(震度6,7レベル)の際に、
 建物の変形に追従できず、大量の漏れが生じるのでないか。
 飛来物による外壁の破損がありえるが、漏れ出ると復旧が難しいのでないか。

木の構造がとびきり頑丈であればOKな筈ですが、一般的な工務店のツーバイフォー仕様では難しいと思いました。

探してみれば頑丈な重量木骨構造というのは発見しましたが、

 ●結局ライフサイクルコストで積水ハウスと変わらない
  (※住宅実例雑誌に載っていた予算額を参考に考えました。)
 ●ベタ基礎だった
  (※私はベタ基礎否定派、理由の記事を書く予定)
 ●一般的な外壁材を使うしか無い。
  (※積水ハウスの外壁材が良い理由の記事を書く予定)
という理由でNGでした。

必ず来ると判っている巨大地震と大風に余裕を持って耐え、積水ハウスのように美観が長持ちする高機能外壁材が使えて、なおかつセルロースファイバーを使うような工務店との出会いはありませんでした。どこかにあるのかもしれませんが、、、

セルロースファイバーの断熱性、防虫性、調湿性、という素晴らしい機能は魅力的過ぎましたが残念でした。

■残る選択肢は少ない

冒頭で紹介した動画では、

 ・セルロースファイバー
 ・グラスウール
 ・スタイロフォーム(発泡スチロール)
 ・現場発泡ウレタン

を同時にガスバーナーで焼いていますが、
スタイロフォームと、現場発泡ウレタンは、火炎が上方向に延焼してしまうのが良く判ります。
この動画で注目するポイントは、スタイロフォームも、現場発泡ウレタンフォームも、水平方向から着火すると上方向に火炎が延焼する様子です。(おそらくイデキョウホームさんの動画が唯一でないかと思います。)



ウレタンフォームが可燃物である事は周知の事実ですが、
一般的にウレタンフォームは難燃材として扱われます。

ウレタンフォームの火災統計では、工事中の溶接火花の引火事故が多数派です。
出典:
(日本ウレタン工業会 火災問題対策委員会)

また、ウレタンフォームは当然燃えるが火災保険の額が低い事が燃えにくい事の証明だと主張されるビルダーさんもあります。
出典:
 「リーベンホーム家造り虎の巻
 (リーベンホームさん)


私見ですが、現場発泡ウレタンフォームが防火上の脅威となる理由は、
  1.フラッシュオーバー
  2.バックドラフト
  3.不完全燃焼で生じる一酸化炭素
  4.燃焼で生じるシアン化ガス
        (シアン化ガス=神経性の毒ガスで、可燃性ガス)
です。
1.2.は言葉で説明すると難しいので、次の動画を見てください。
消えていた炎がパッと燃え広がるのが1.フラッシュオーバー、
充満した煙が扉を開けた瞬間爆発するのが2.バックドラフトです。

1.2.3.は、現場発泡ウレタンフォームの利点であった気密性の高さ故に生じます。

動画を見て判るように、気密性が高いという事は、家の中の酸素を容易に使い切り、一酸化炭素と可燃性ガス(煙)を充満させる事になります。

火災統計によると、不幸にも火事で亡くなられた方の死因Topは、逃げ遅れて煙を吸い込んだ事による窒息ですから、住宅建材体積の大部分を占める断熱材を可燃物にしておく事は、防火上の脅威としか考えられないのです。


以上のような理由で、「住宅用断熱材は不燃材を選ぶべき」、という持論を持つに至ります。

すると、グラスウールか、ロックウールくらいしか、もう選択肢は無くなってしまうのです。

積水ハウスが、グラスウールとロックウールを使うのは、他の断熱材の欠点が理由であり、グラスウールとロックウールは消極的に選ばれていると、私は解釈しています。


シックハウス症候群は現実にある脅威だ(エアキスのススメ)

積水ハウスにして特に良かった事を紹介します。

それは、

(積水ハウス本家へのリンク)

ご存知でしょうか?
両手放しで超オススメです

さて、この記事で私が伝えたい事は投稿タイトルの1言に尽きます。


シックハウス症候群は現実にある脅威だ

統計データ等の参考リンクは以下です。

シックハウス症候群の現在
財団法人 東京顕微鏡院 瀬戸 博
平成24年6月30日 第11回 千葉大学予防医学センター市民講座

家を建てる方が知っておいて頂きたいシックハウス
~その1・シックハウス問題は解決したのか?~
NPO法人日本VOC測定協会理事長
北見工業大学名誉教授 坂本弘志 先生

シックハウス対策に係る法令等は、平成15年(2003年)7月1日に施行されました。
(国土交通省へのリンク)


上記リンク先のデータを見ると、2003年の法施工後、9年かけて、
 住宅紛争処理支援センターへの相談件数が、年間100件程度まで低下し横ばい、
 国民生活センターへの相談件数が、年間300件程度まで低下し横ばい、

となっています。
2016年現在も同程度の相談件数であろうと推察します。

e-stat政府統計の統合窓口
住宅着工統計>年度次>2015年度 
工事別、利用関係別、構造別/戸数・件数、床面積

によると、2015年度の
 ・持家
 ・貸家
 ・給与住宅
 ・分譲住宅
の新築およびその他工事の件数は、963,515件、です。

963,515/300 = 3,212

ですから、なんとシックハウス症候群の相談が発生している割合は、
工事3,212件に1件
と考えられます。恐ろしい高確率だと思いませんか?

実際は統計外の工事(クロスの張替えのみ、家具の購入)も母数に入る筈なので、もう少し確率は下がると思いますが、それでも宝くじで言うと、約5万円~10万円当たる確率です

これは宝くじを買い続ければ、一生に一度くらいは当ってもおかしくない、と思える金額です。

つまり、
家は一生に一度の買い物
シックハウス症候群に当たってもおかしくないんです!!

自分が家を建てる段階では、シックハウス症候群の事はあまり気にしてませんでしたが、いざ完成した後で、積水ハウスからもらった報告書を見て驚きました。コレです。
これはエアキス仕様の保証書みたいなもので、完成した家の窓を閉めた状態で居室の空気を集め、浮遊する化学物質を分析測定した結果の報告書です。

これを見ると、積水ハウスの居室の空気環境は、建築基準法で定められた化学物質濃度を大幅に下回っている事が判ります。

簡単に言うと:
積水ハウスは臭くない!
という事なんです。

思い出してみると、
他の大手プレハブ住宅会社や、地元の工務店が建てた新築の見学会で、居室やクローゼットから変な臭いがする事がありました。その臭いは積水ハウスでは感じませんでした。

臭いの感じ方は個人差が大きいので、積水ハウスのモデルハウスに展示してあるエアキスの体験箱に顔を入れれば、自分が気になる臭いか、そうでないかが明確に判ります。

(写真:積水ハウスのモデルハウスにあったエアキス体験箱)
注※右の箱は「エアキスプレミアム仕様」と書いていますが、「エアキススタンダード、ハイグレード、プレミアム、全共通です。」

もし、F☆☆☆☆の箱(左)の臭いが気になるようであれば、出ている化学物質に敏感な体質だと思われるので、シックハウス症候群に当たる確率が高い体質だと考えた方が良いかもしれません。


エアキスは積水ハウスの標準仕様なので、保証付きで建築基準法が定める化学物質の基準値を大幅にクリアしてくれます。

ちなみにエアキスの仕組みは、
 1.タイガーハイクリンボード(吸着分解)
 2.エコカラット(吸着+調湿)
 3.シルタッチ(吸着分解+調湿)
 4.エアキス換気システム(逃がす)
 5.建材の品質管理(納品業者への納入規格設定)
です。

他社でも出来ないことは無い事ですが、空気の測定をして保証を付けてくれるのは2016年時点で積水ハウスだけです。

積水ハウスのエアキス仕様であればシックハウス症候群になる確率を極限まで低く下げる事ができるでしょう。

積水ハウスのエアキスは
両手放しで超オススメです。




2016年9月16日金曜日

木の箱に入れたネズミが死んでいる!

■木の箱はネズミの生存率が高い!

本気でこの実験を引用して、木の家がイイ、と主張してる人を見た時は衝撃でした。

何故か??

いゃ、、、だって、、、それ、、、それって箱の実験だよね?

家ってこうでしょ!?


おまけに、、、だって、、、その実験は、、、

木の家は5人家族で1人死ぬ計算!!
うわーこんなデタラメな事を言う恥知らずな人達がいるんだなー!

木の家という存在自体は住宅の主流でありますが、少なくともこう言うデタラメな事を言う人達が建てる木の家は絶対に住みたくないと思いました。


これは、静岡大学(2016年入試偏差値[理]56)が発表した実験だそうです。

論文の本体へのリンク
生物学的評価方法による各種材質の居住性に関する研究

■論文に書いてある真実は!?

論文の結論は以下のように書かれています。

「木製ケージ動物の居住環境として金属又はコンクリート製ケージより明らかに優れている事を示した。」

つまり、所詮ネズ公の飼育箱の事であって、
只のひと言も「人が住む家は木が優れている」とは言ってない!!

それを木の家を建てる会社の人間が都合よく鉄骨とコンクリートのネガティブキャンペーンに利用しているだけなのです!!

はうすまいる.com(せっかちぱぱのブログ)でも記事に書かれていますが、
論文の末尾に
「謝辞
 本研究は静岡県木材共同組合連合会の補助金によって行った。謝意を表する。」
とある事も付け加えておきます。

もし、木造住宅会社からネズミの実験の話を振られたら、こう言い返すべきです。

ネズミが住み付き易い木の家なんて!!



木質パネル接着工法で衝撃の品質?

■接着剤の塗り方がテキトウな衝撃の映像がありました。

YoutubeにUPされた動画を紹介します。

「雨漏り蔵のある家」

住人さんが怒り心頭で作られた動画だろうと思います。

3:25時点キャプチャです。接着剤の塗りが超テキトウ!!だった事が判ります。
 てきとうに塗られた接着剤

ストレススキン効果(リンク:ミサワホーム)木質パネル接着工法が一般的な鉄骨住宅を超える強さを実現する根源的な部分です。

ただし、それは接着剤が全面にまんべんなく塗られている事が前提。

こんな塗り方じゃ、実験値のような頑丈さは得られないでしょう。

そういえば、車を吊るして接着剤の強力さを示す実験(リンク:ミサワホーム)というのもありましたが、接着面が剥がれるより先に木が割れる筈です。

何故この動画のお宅の板はベリベリ剥がせたのでしょう?

塗りが甘いどころか、そもそも接着してなかったんじゃないでしょうか・・・


欠陥住宅は恐ろしい!

積水ハウスのブレースは弱いのか?

「一般的な鉄骨住宅のブレースは破断する。」


こんなネガティブキャンペーンを地味にやっているビルダーがいくつもあります。

ブレース破断のウソは積水ハウスを選んだ者としては是非誤解を解いておきたいネガキャンの典型例です。

■統計はウソをつく
Q.「一般的な鉄骨住宅」とは?
A.積水ハウス以外の鉄骨住宅を日本中から全部集めると?
 それは仮設住宅も含むので、
 破断する細いブレース構造が圧倒的主流

という事なのです。
「積水ハウスのブレースは破断する」とは一言も言っておらず、消費者が勝手にミスリードするのを狙っています。
だから、地味にやっていると言いたい訳です。

本当の事なら堂々と名指しで悪いと言えばいいのです。

■破断したブレースを展示していたミサワホーム

ミサワホームの工場見学に行った時、破断したブレースが展示されていました。会場は写真NGでした。他にもネガキャンの展示が沢山ありました。これから建てる人は是非ミサワホームの工場見学をして展示ブースを観察して欲しいと思います。私はネガキャンに腐心している企業としての姿勢が肌に感じられました。

ミサワホームは「木質パネル接着工法」が非常に強くて良いんだという事を主張する事に余念がありませんでした。

公式技術資料でも「一般的な鉄骨住宅のブレース」が弱い事を一生懸命主張しています。

あまりに作為的な公式資料を作っているなと思ったので、引用して積水ハウスを擁護する絵を作ってみました。
(画像をクリックで拡大)
木が鉄に対して強度1.4倍、変形量4分の1?
  そんなオーバーテクノロジーある訳ないでしょうに!
常識的に考えて、木が鉄に対して強度1.4倍、変形量4分の1って・・・弱い仕様でわざわざ比較して・・・人を謀るのもいい加減にした方がいいでしょう。

と言いつつも、少し前までは本当の事だった、とも言えます。
例えば、ミサワホームの技術資料を読み込まれた方の記事を紹介します。

失敗しない住まいづくり 住宅メーカーのパンフレットを読み取る 制震装置編

ミサワホームの制振装置MGEOを褒めている記事です。ミサワホームの木質パネル工法は、地震による建物の変形が非常に少ない、剛な構造です。そこに制震装置MGEOを入れるわけですから、効果はテキメンという事になります。

積水ハウスがシーカスを標準搭載したのは2007年4月であると、積水ハウスの会社沿革記録があるのに対して、ミサワホームのプレスリリースには、2004年12月からMGEOを販売しているとの記録があります。

つまり、元々ミサワホームの木質パネル工法の方が剛な建物を実現出来ていた所に、制震装置を3年も先に導入したわけなので、大差があったと言えるでしょう。

ただし2016年時点では大差ないのが絵に描いたとおりの事実です

それなのにネガキャンは止められないようです。


結論:
2016年積水ハウスの鉄骨住宅は弱くない!



2016年9月3日土曜日

断熱材は不燃材が良い1 ~火災統計には放火が多い~

火事の防災を考える上で重要な統計を紹介します。

総務省消防庁のHPにある以下のデータです。(2016年9月時点)

================================================ココから引用

6 出火原因別にみた火災発生状況

(1)全火災34,248件を出火原因別にみますと、以下のとおりです。

たばこ4,048件11.8%
放 火3,437件10.0%
放火の疑い3,053件8.9%
たき火3,040件8.9%
こんろ3,027件8.8%
火あそび1,572件4.6%
ストーブ1,215件3.5%
火入れ845件2.5%
焼却炉674件2.0%
電灯・電話等の配線590件1.7%
マッチ・ライター589件1.7%
溶接機・切断機430件1.3%
電気機器396件1.2%
配線器具385件1.1%
風呂かまど375件1.1%
その他5,896件17.2%
不明・調査中4,676件13.7%
================================================引用ココまで

出火原因のトップは、住人自らがコントロール不可能な外からの火です。

「火事に気をつける」=「放火に気をつける」

と解釈する必要がある統計的事実です。これが頭に入っている人は少ないと思います。

わかり易い怖い絵を描いてみます。


万が一、外火(放火)が生じた場合、

外壁が通気層を確保している部分(水切り部分)は弱点になり得ます。

通気層の存在は、内部結露壁体内結露、を防ぐ為に必要なのですが、放火に対して宿命的な弱点になり得る事を考えておく必要があります。


唯一、放火の火を防ぐ事が完全に出来るのは、RC(鉄筋コンクリート)造、だけです。

だからRC造は火災保険は安く、固定資産税は高いんです。(
(※35坪程度なら、普通の木造・軽量鉄骨に比べて、生涯で+300万円くらい取られる感覚です。)


積水ハウスの軽量鉄骨はグラスウール、木造(シャーウッド)はロックウールを使っています。

以下、私見も混じりますが、積水ハウスの断熱材に対する考え方は、外壁とセットで考えられていると思います。

 断熱材: 万が一、外からの火が生じても引火させないよう不燃材を使う
            ( → グラスウール、ロックウール)

 外壁材:  万が一、外壁が壊れると、雨が侵入する。

        軽量鉄骨に使うグラスウールは吸水すると最悪なので
        飛び切り頑丈な外壁で守る。

        (金属バットフルスイングで貫通しないくらい強い外壁)

グラスウールを使う上で重要なのは、飛び切り頑丈な外壁で守る事だと、積水ハウスは考えている筈です。

何故なら、積水ハウスの軽量鉄骨造はブレース構造なので、グラスウールが最も施工に適しているけど、反面グラスウールは水濡れ厳禁だからです。


積水ハウスのオリジナル外壁は、美観だけでなく、グラスウールを強固に守る為の特別仕様なのであって、伊達(格好だけ)じゃないんだと、私は思います。


ただ、一般人の私にはブログで「火事(放火)に気を付けた方が良い」と書く自由はありますが、

営業シーンでそれを言うと脅迫とか威力業務妨害とかになりかねないので、表向きは美しい外壁、という事にしているんじゃないかと思います。


「断熱材は不燃材」という選択は、火災の統計に基づいた防災の視点から、非常に重要な選択になると思います。