2017年10月31日火曜日

家造りやって良かった事、広いトイレは介助がしやすい

我が家は広いトイレを作りました。とても介助がしやすく便利なので紹介します。
子育て世代で家作りを検討している方には参考になると思います。
3人立てるトイレのイメージ
トイレが広いと介助がしやすい
このくらい広いと、
 子供を便器に座らせ、介助する大人が1人膝を折って座れます。
 トラブルが起きた時は、ヘルプの大人がもう1人入れます。
 子供用の踏み台子供用便座おむつゴミ箱、など置いても余裕があります。

特に、子供のトラブル対応時に、大人2人が余裕で入れる事が非常に良いです。
入居後、実際にあった子供のトラブルは、
 1.間に合わなくて床で漏らす
 2.小便の的を外して床にこぼす
 3.嘔吐
です。

特に嘔吐の世話がやり易かったのがGOODでした。
(賃貸マンションの時は狭くて大変だった・・・)

突発的な病気や、号泣時の反応で子供は吐きます。
様子がおかしいなと思った時にトイレに連れていくと、便器の直前で床に吐いてしまう事もありました

大人なら便器の中に吐きますが、子供には難しいのです。
(自分が吐きそうだ、という感覚がまだ理解できていません。)

子供が嘔吐すると半狂乱状態になりました。自分の体の異常事態を理解できないからです。落ち着かせる為に抱いたり、背中を摩ってあげたりしますが、妻が子供の世話する間、私が嘔吐物を片づけます。その時、この広いスペースを大変重宝しました。

先日、小学生になった子供が「ロタウイルス感染」と思われる症状で、嘔吐を繰り返しましたが、気持ち悪くなったら自分でトイレに走る事が出来るようになっていました。
幼稚園の時は出来なかったんですが・・・成長しました。

あと数年で子供の介助も不要になり、広いスペースはお役御免になりますが、
老齢になった頃にも介助スペースとしてまた役に立つ筈です。

心得ておくべきは、通常の0.4~0.5坪のトイレは「健康な大人用サイズ」だという事です。介助が必要な場面では0.75坪くらいか、場合によりそれ以上が必要かもしれません。

写真:我が家の広いトイレ
引き渡し直前ビニールカバー付き
0.75坪か若干広いくらい?
広いトイレの真骨頂は年に1回か2回程度ですが、
いざという時に大変便利で、家造りのやって良かった事です。

ちょっと後悔がある事
 壁面埋め込み収納(積水ハウスのエスパースという棚)にしたのですが、あと10cm低くても良かったかも。低くし過ぎると圧迫感が出てくるという事で、若干高めにしたのですが、最上段へのアクセスに踏台が必要になりました。妻はこれで良かったと言いますが、私的にはあと10cm低い方が使い良かったと思います。

積水ハウスに提案された事
 便器を置く側の壁に、キッチンパネル「セラール」を提案してくれました。壁がピカピカしているので清潔感があります。良いアイテムを知っていますね。



建築中のトラブル(・・・お付き合いしてくれた結果の事故)

 実はちょっとトラブルもありました。手洗い下の収納扉を開くと小便器に干渉してしまい、扉が全開にできませんでした。
これは設計ミスと言うよりは、お付き合いしてくれた結果の事故でした。
建築が始まった後で、廊下の幅を10cm程広げるよう、変更してもらった結果、最初の設計位置より10cm程、扉が小便器に近づいてしまったのでした。


幸いにも、積水ハウスの方で交換手配をしてくれたので、追加料金は無しで助かりました。

男親心としての男子小便器
 何かの記事で「立ちションができない男児が増えている」という信じ難い話を読んだ記憶があります。一般家庭に男子用小便器が普及していない状況を物語っています。

子供を通わせている幼稚園では、小学校入学の対策として、男児に小便器の練習をさせる、という事でした。

そういう訳で、私は「男子用小便器が欲しい」と思いました。
(本当は壁付けタイプが欲しかったけど、+17万円も高い!!)

「小便器をつけるなら、広いトイレにした方が介助し易くなる」と妻の意見も一致し、小便器付きの広いトイレが実現したのでした。

事件、男児の後ろに父が並ばされる
  「お父さんは僕の後ろに並んで!」
 と年小組さんの息子に言われた事があります。微笑ましい出来事でした。男の子の感覚って面白い。

私が幼少の頃を思い出してみると、昭和の田舎の家は汲み取り式の小便壺、小学校は壁に向かって並んで放尿する臭い小屋でした。まだ連れション文化がある時代でしたね。

トイレ環境は数十年で劇的に進化し清潔になりましたが、時代が変わっても連れション文化の感覚は変わらないのだな、と思いました。

広いトイレは2児の世話が同時にできる
 幼い子供2人のどちらかが「おしっこ」と言うと、「僕も」「私も」と言われる事が何度もありました。
 そんな時、同時に子供2人を世話できるのが大変便利でした。
また成長に伴い恥ずかしさも芽生えます。年長さんになった娘は扉を閉めて鍵をかけるようになりました。同時に入室して用を足す事はなくなるでしょうが、でも2階にもトイレがあるから並ばなくて大丈夫。
(2階のトイレは普通に狭く作りました。)

これから建てる人へ
 貴重な建坪をトイレに割くのは勿体ないと感じるかもしれませんが、子供の世話だけでなく、病気の時の介助、老齢時の介助、などでも役に立ちます。
 ポイントになる考え方は、1日/365日くらいの確率で発生する危機(ハザード)に対処する為に、ほんの少し広いトイレにするか否かです。

 これから建てる方の建築計画の中で、1つの参考になれば幸いです。

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