2016年10月24日月曜日

家造り失敗談、換気扇の位置が高過ぎた!

住宅には壁付けの設備という物があり、手が届くように設計するのが最適解です。

それも、若い時と、年を取った時と、生涯に渡って届くように設計しておくべきです。

ところが我が家には1箇所、「やっちまった」高過ぎる換気扇があります。
写真:高過ぎた自然給気用換気扇

高過ぎて妻の手が届かないという大失敗。
あと10cm~15cm下げれば良かった。。。

実はこの換気扇、差圧感知型、という積水ハウスの標準仕様にない施主指定の換気扇です。

別の記事、

 シックハウス症候群は現実にある脅威だ(エアキスのススメ)

で褒めまくったエアキス仕様の標準換気扇はコチラ。
写真:高過ぎないエアキス換気扇

ちょっと判りにくいかもしれませんが、前者の換気扇の方が天井高に近いのが判るでしょうか。

標準仕様のエアキス換気扇の場合は、機種と取り付け高さ位置が決まっていて、
平均的な体格の男女に丁度いい170cm高さに強制閉の操作レバーがあります。

標準仕様と言う事は、高さ位置は開発部で統計的に決めた値なのでしょう。
実に丁度いい高さにしてあります。
★140cm台のミニ奥様の場合は、カスタマイズが必要になるでしょう。

換気扇の位置くらいやり直せば良さそうなものですが、
我が家は鉄骨+ダインコンクリート外壁なので、やり直しが難しい構造です。

ダインコンクリート外壁は
 ・単価が高い
 ・室内側から金具固定している(内装を剥がさないと外せない)
という意匠性の代償があります。

ダインコンクリート外壁じゃなく、エコルデック外壁なら外側から外せたからやり直しが出来たかなもな~失敗したかな~、と思ったりもしましたが、いやいや、家に帰る度に「綺麗な家が建ったなー」と自己満足してるんだから、ダインコンクリート外壁を選んだのは間違ってないよ、と自問自答。

まぁよくよく考えたら、一般的なサイディングを使うビルダーの住宅であっても、一度開けた孔をやり直すのは、それなりに費用が掛かることでしょう。孔を安くやり直せる家って無いのかもしれません。

デザイン性・意匠性という部分を求めると、何かしら犠牲は伴うものです。
あぁ、年を取ったら換気扇のレバーの操作が出来なくて寒い思いをするんだろうか。。。

・・・な~んてクダラナイ事を愚痴愚痴考えていましたが、さぁ解決策を考えましょう。
においても工夫で解決しました。

人間には知恵があります。生活は工夫です。本件も工夫で解決です。
写真:高過ぎるレバーを紐で延長

レバーからぶら下がっているのは、suicaのペンギン缶バッジです。
別の記事、
においても使ったPE釣り糸で、漁師結びにしてぶら下げました。

この糸なら少々引っ張っても大丈夫。本当に便利な糸です。

愚痴愚痴してたわりに解決策は簡単でした。
これにて一件落着です。


2016年10月21日金曜日

積水ハウスで良かった事、ベルバーンの門塀(門柱)

積水ハウスで良かった事、ベルバーンの門塀(門柱)を紹介します。

我が家の門塀(門柱)はベルバーンを使いました。

ベルバーンは、積水ハウスの木造(シャーウッド)で使われる陶板外壁材です。
通常、シャーウッドの外壁にのみ使われますが、
外構工事を「積和建設」に依頼すれば、ベルバーンを外構資材として調達できます。

※積水ハウスで建てる場合、外構工事は基本的に積和建設が請け負う筈ですが、
  施主が希望すれば別の外構業者を指定する事も出来ます。

写真は我が家のベルバーンの門塀(門柱)です。
写真:ベルバーン門塀とタイタンビカス

門塀(門柱)の前に咲いたのは自分で植えたタイタンビカス(バルカン種)。
(植栽は工事で植えてもらった物以外に、自分でも色々植えて楽しんでいます。)

自画自賛ですが、艶のあるベルバーンに真っ赤な大輪の華が咲く姿がとても気に入っています。
他にも季節変わりの花木を植えて、門塀(門柱)の装飾を楽しんでいます。

ベルバーンの色はブラウン、外壁の黒いダインコンクリートに合わせたダーク系カラーでの統一です。
当初はホワイトベルバーンもいいかな、と思ったのですが、妻が絶対黒系がイイ、と言ったので従いました。玄関ステップの煉瓦にチョコレート色を選んでくれたのも妻です。私のセンスが足りない部分をカバーしてくれて本当に感謝。模様柄もなんとなく揃って、統一感が出たと思います。

さて、ベルバーンの話をもう少し。
ベルバーンという陶板は、
 ・艶のある表面
 ・汚れにくい
 ・傷つきにくい
という性質があるのですが『この門塀(門柱)は汚れにくそうだ』という理由で、担当営業マン以外の積水ハウスの営業マンの方々にもウケまして、色々とお褒めに預かりました。

話によると、門塀(門柱)というのは長く暮らしていると結構汚れるもので、
雨だれの黒染みが取れない事で、よく相談を受けるのだそうです。


ベルバーンは一般流通していない特殊建材なので、この門塀(門柱)は「積水ハウス+積和建設」のオリジナル仕様となります。

我が家は5月から暮らし始めて半年が経ちましたが、門塀(門柱)は今のところ汚れ知らずのツヤツヤを継続中。

磨くなどのメンテナンスは一度もしていません。
ベルバーンが世に出たのが2001年なので、実績的に少なくとも15年間は汚れ知らずが保証されているようなものだと思います。

このままノーメンテ継続が20年30年と続いて欲しいものです。

ちなみにお値段は若干高め。ベルバーンの材料費だけで普通の門塀(門柱)が1つ作れるくらいでした。

お値段は張りましたが、ベルバーンの門塀(門柱)のお陰で綺麗な玄関が実現出来たという思いがあります。

ベルバーンの門塀(門柱)を作れた事は、我が家が積水ハウスで良かった事の1番だと思っています。



2016年10月18日火曜日

積水ハウスで良かった事、床下点検口の蓋

積水ハウスで良かった事、床下点検口の蓋について書きます。

すごく地味な事ですが、積水ハウスは床下点検口の蓋の作りが大変良い事を紹介します。

まず、積水ハウス、ヘーベルハウス、ダイワハウス、パナホーム、の床下点検口の写真を見てください。

写真:積水ハウス(我が家)の床下点検口の蓋

写真:ヘーベルハウスの床下点検口の蓋

写真:ダイワハウスの床下点検口の蓋

写真:パナホームの床下点検口の蓋

まず最初に気づく特徴は、補強鋼板が付いている本数です。

2本:積水ハウス、パナホーム
1本:ヘーベルハウス
0本:ダイワハウス

補強鋼板が付いていると、上に乗った時ギシギシ鳴りません。
ダイワハウスの蓋はギシギシ音がすごくしました。

もう一つ重要なポイントは気密性です。次の写真は縁部分のクローズアップです。

並び順は、
積水ハウス、ヘーベルハウス
ダイワハウス、パナホーム
です。

写真:各社の床下点検口の蓋比較

積水ハウスの床下点検口の蓋の裏には、スポンジゴムが枠に沿って埋め込まれています。
これがあるお陰で、床下の空気がほとんど室内に入ってきません。

この事は、建てた後に写真ライブラリを見返して気がつきました。

積水ハウスは床下を通気空間にしている事もあり、こういう気配りをしてくれているんですね。

床下を通気空間にするか、気密空間にするか、各社仕様の違いがありますが、
私はある理由から通気空間であるべきだと思います。
それは別の記事でまとめたいと思います。



住宅メーカーの思い出、セキスイハイム

セキスイハイムは少し検討しましたが、あまり優先順位は上がりませんでした。

 プラス評価(鉄骨)
  ・建物の頑丈さ
  ・耐久性
  ・メンテナンスコストの低さ

 マイナス評価
  ・妻が「内装が気に入らない」と言った(分譲地のモデルハウス)
  ・ひと目でハイムと判る外観(鉄骨)

という感じです。

仕様は結構イイと思ったんです。
 ・ZAM(Zinc Aluminium Magnesium)メッキ
 ・ステンレス陸屋根
 ・耐震性(鉄骨ハイムはガイアス(GAIASS)という耐力壁仕様)
 ・高耐候タイル外壁
 ・全館空調(快適エアリー)

モデルハウスのお値段の印象は、他社に比べて安めの設定だと感じました。

何故選ばなかったのかと言われると、私が感じたマイナス印象の影響が大きかっただろうと思います。(※印象の問題であって、住居としての実際は問題ないのかもしれません)

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マイナス印象1.
 ・基礎ボルトの生えている量が少なく見えた。細くも見えた。

 実際は心配する程でもないのかもしれません。例えば積水ハウスは垂直方向のボルトはM14なのですが、M16のハイムの方が2mm太いボルトを使っています。これは断面積が14%大きくなりますから、積水ハウスより1割程度本数が少なくても不思議ではありません。かと言って本数を数えた事は無いのですが。

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マイナス印象2.
 ・床下が混雑していた。

 全館空調(快適エアリー)の配管が全て床下を這っています。私の個人的な好みなのですが、床下はスッキリしていた方が、後々のメンテナンスに好都合だと思っています。その為、マイナス印象となりました。

何かあったとしても、床に潜るのは業者さんなので、どうでもイイ事なのかもしれませんが、狭い、苦しい、やりにく環境の床下では、メンテナンスの仕事の質が心配になっただけです。

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マイナス印象3.
 ・点検口直下のヘアクラック


ヘアクラックなんて何の問題も無いんですよ、本当に。でもモデルハウスですから、見せる前提で建ててるんだから、化粧ぐらいしておきなさいよと、そう思ったわけです。

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マイナス印象4.
 ・ステンレス陸屋根の性能
  耐久性はピカイチと思いましたが、雨音が心配だった。
  鋼板の寸法制約上、1枚板では実現できないので、つなぎ目が必ず出来ますが、
  そのつなぎ目部分も心配がありました。

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マイナス印象5.
 ・妻の友人が鉄骨ハイムで、栃木県で東日本大震災を罹災。
  内装の壁にヒビが入った写真を送ってきた。
  内装がヤラれたのは、別にハイムに限った事ではないでしょうが、
  たまたま友人で、そういう方が居たという事は、どうしてもマイナス印象になりました。

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マイナス印象6.
 ・検討していた分譲地(229区画の大規模)で、明らかに同じ見た目の家が建っていた。
  (鉄骨ハイム、おそらくスマートパワーステーション、4件くらいあった印象)
(写真:別の建物なのに見た目が全く同じセキスイハイムの例)

スマートパワーステーションの飛び出たルーフは、太陽光パネルを沢山搭載するのに非常に優れた機能があるのですが、別記事「我が家はZEHを採用しなかった」に書いたように、我が家の思想的には魅力がありませんでした。

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どれもコレも印象の問題です。セキスイハイムの建物が頑丈でメンテナンスコストが安いのは間違いないと思いますから、選択肢に残しても良さそうに思いますが、何故か我が家はセキスイハイムを選択肢に残しませんでした。

今思うと、印象6.の影響が大きかったかなぁ、と思います。
見ただけで、セキスイハイムだ、と判ったら何か不都合があるのか、というとうまく説明できないのですが、多分恐らくは、私は同じ見た目の家が嫌だったのでしょう。

デザインを気にするなら、鉄骨ハイムでも屋根を付けることは出来るし、木造(2×6)ユニットという選択肢もあった筈ですが、デザインに拘れば、当然値段は跳ね上がるわけです。

予算を考えると贅沢言ってられなかったんですが、人間の感覚って不思議です。


2016年10月7日金曜日

初めての家庭菜園、地這いメロンに挑戦

家を建てる時の”こだわり”は各家庭それぞれです。

我が家の場合、広い庭で家庭菜園をしたいという希望がありましたが、
移住が5月で、当然引っ越しのゴタゴタ。

少し片付いて気が付いたら6月、

とにかく何か植えないと時期が遅過ぎる、、、、という追い込まれた状況にありました。

で、とにかく何か植えようとホームセンターで見繕った物の1つがメロンでした。

もっと簡単そうなのを選べば良かったんでしょうが、つい買ってしまったんですね。。。

裏面も見ずに。。。

裏面に育て方が書いてあるのですが、なかなか面倒な事が書いてありました。

 「保温と雨除けのトンネルで覆います」・・・トンネル?




つまり写真のような事をしろ、と書いてあったので、その通りにしました。
植え付け:6月7日

そこから梅雨があける7月初頭までは雨もよく降り、庭仕事は放ったらかし。
ところが、梅雨があける頃から、伸びる伸びる、ぐんぐん伸びる。

今夏は日差しが強烈だった為、8月には成長が止まり葉が裏返ってしまったのですが、
トンネルにすだれを掛けてやったら、再びぐんぐん成長し、はみ出してしまいました。


一応、無事着果し収穫まで育て上げましたが、とにかく管理が大変でした。

具体的に言うと、
 ・親づるは葉を3~4枚残して芯を摘み、小づるを2本育てる。
 ・子づるの葉10枚目までは孫づるを摘み取り、11枚め以降に出る孫づるを育てる。
 ・孫づるは葉2枚を残して芯を摘み取り、孫づるの着果は1つのつるに2果まで
 ・その後出てくる余分な花は摘み取る。
 ・開花から50~55日で収穫、追熟5日後食べられる
という具合で、まぁ休日の度、一生懸命お世話をさせて頂きました。

害虫のトラブルもありました。

育ち過ぎてトンネルからはみ出した頃から、葉の色がおかしい部分が出始めました。
どうやらはみ出した所から虫の侵入があったらしく、気付いたときには手遅れ気味で、
葉の裏にアブラムシがビッシリ。。。

農薬を使うわけにもいかないので(家庭菜園の意味がなくなるので)、
酷い葉は刈り取って処分し、どうにか収穫の日まで株を維持できました。

収穫日:9月8日、植え付けから丁度3ヶ月でした。

そして収穫後、追熟を経た実がこちら。

見事な赤肉メロンができました。

子供も喜んで食べてくれたので、頑張ってお世話した甲斐がありました。

来年リピート生産するかどうか、ちょっと悩みます。

子供はメロンとスイカを比べたら、スイカが好きなようなので、
今度は小玉スイカをやってみたい気もしています。

家庭菜園の本当の収穫

3ヶ月間って、仕事だけしてるとあっという間なのですが、
こうやって家庭で趣味を持つと、なかなか時間が経たない感覚があり、
まるで小学生の夏休みに戻ったみたいな気がしました。

家庭菜園を作って得られた収穫は果実ではなく、
 「ゆっくりとした時間の流れ」なのかもしれません。