材料1:
農業用遮光ネット(超軽い!)2m×3m、ハトメ付き、約1,200円/枚 ×4枚
材料2:
φ16mm、園芸用支柱、2.4m、2.1m、約200円/本、各2本
材料3:
結束バンド、約300円/50本くらい
材料4:
ブロック、約150円/個
・結束バンドで支柱2本連結し約3mの横棒を作る。
・遮光ネットを2枚重ねて3.5×3mにする。
・結束バンドで、横棒と遮光ネット上部(3m辺)をかたく固定する。
・結束バンドでブロック塀と、遮光ネット下部(3m辺)をゆるく固定する。・2階の腰窓枠の外側にある水抜き孔を固定端に使う。
材料5:
PE釣り糸8号(耐荷重42kg)、1,000円/100m
・庭のスチールフェンスをもう一方の固定端に使う。これが親糸。
結びは漁師結びにて。
漁師結びは引っ張れば引っ張るほど締まるので、耐荷重値まで耐える事が期待できる。
材料6:3孔サルカン、パワーオヤコ(耐荷重139kg)、300円/5個くらい
親糸、吊り糸、位置決め糸、
・2階の窓枠~庭のフェンスに親糸を渡す。
そこに3孔サルカンを通しておいて、位置決め糸で、建物からの距離を決める。
吊り糸はφ16mmの支柱に結び、サルカンの枝の方に通す。
材料7:
ナス型の鉛、200円/3個くらい
・馬の手綱を杭に回して固定する要領で、吊り糸は、フェンスにくるくる回しておく。
これだけでもしっかり固定できているが、
念のため、1回だけ縛っておくと、どんなに揺らしても抜けない。
念のため、1回だけ縛っておくと、どんなに揺らしても抜けない。
完成。ウェザーニュース予報で風速5mの日。風に煽られる様子です。
かなりバタついていますが、少々の風であれば、問題なさそうです。
もっともっと風が強い日はさすがに不安です。
鉛球を解けば作業時間2分くらいでおろせます。
飛んでいかないように、重石を乗せて養生します。
1日おろして置いただけで、地蜘蛛がたかっていましたから、よしずを諦めた時の予想通りです。
シーズンオフは水洗乾燥して畳んで保管するのが良さそうです。
サイズは座布団2枚分くらいになるので、余裕で室内保管できそうです。
さて、この方法で気になる所が1か所あります。2階の窓枠の水抜き穴を支持点に使っている事です。サッシメーカーもハウスメーカーも完全に想定外の使い方なので、何かがあっても自己責任だと思われます。本当に大丈夫でしょうか?
・結び部を拡大するとこのようになっています。
・水抜き孔3つに糸1本を通しています。
なので、全体でブリッジ4本に荷重を分散し、真ん中の1本と両脇の壁で残りの荷重をサポートする感じです。
正確には判りませんが、押出しアルミ合金製で、
測ってみると、厚さ1mm、孔径3×3mm、ブリッジ幅は2.5mmであろうと思います。
ここで強度計算をして安心してみようと思います。
アルミ合金の材質をA6063だとすると、
引張強度18.9kg/mm^2、耐力14.8kg/mm^2、とあります。(1N=1/9.8kg)
安全の計算なので、厳しく見積もってみることにします。
厚さ0.5mmであった場合、
2.5×5×0.5=6.25mm^2
推定耐力92.5kg
これが窓枠の片側の値です。窓枠の両側で吊っているので、厳しく見積もっても、185kgの荷重に耐える計算になります。コーナー部に2倍くらい力の集中(応力集中)があったとしても92.5kgくらいは無傷で耐えると期待できそうです。
充分な強度が期待できそうです。
さてここで、下端部の重りに使っている「材料4:ブロック」の重さはどのくらいでしょうか?
「佐々木ブロック」さんのサイトによると12cmのキホンブロックが12kgとあります。
おそらくキホンブロックがぶっ飛ぶ強さの風が吹いたら、先に遮光ネットが千切れると思います。
風速5mであれだけ煽られていましたから、風速10mは相当なバタつきになると思います。
そういう日は下ろしたほう無難であろう思います。
飛んで行って、走行中の車に命中したりしたら相当ヤバイです。
・・・なるほど合点がいった事があります。
実は日除けの設置を考える事になる前に、その旨を妻が積水ハウスのサポートセンターに相談したそうなのですが、取り付ける方法が無いという解答だったのです。
それで私に「どうにか日除けを付けてくれ」と指令が飛んできて試行錯誤が始まったのでした。
家は3回建てて満足する?(日除けを計画しなかった失敗談1)
家は3回建てて満足する?(日除けを計画しなかった失敗談1その解)
の投稿で色々な事を書きましたが、日除けを設置するうえで最も重要なのは、
「飛んでいかない」=「安全である」
という事だと思います。
今回使った農業用遮光ネットの場合は強度が無いので、強風の際は遮光ネットが途中から千切れてオシマイだと予想しています。(壊れ方としてはベストな設計だと思います。)
一般にオーニングと称して売っている遮光用の布地は結構強度がありそうなので、結び方を間違えれば強風で飛んでいってしまうかもしれません。
それは大変な交通事故に繋がるかも。。。怖い怖い。
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